予期せぬ出来事

義理母が入院した。
私だけではなく、家族のみんなにとってもまさに青天の霹靂だった。
義理母はメンタル的な問題こそあれ、身体的にはかなりの健康体で、80までにした手術はといえば白内障のみ。
あちこちを" 切り貼り" している義理父とは対照的だったのである。
ここ数日、体調の悪さを嘆いてはいたが、まさか急な入院を要するまでの事態とは誰しもが思ってもみなかった。

奇しくも今日、私は3年ぶりにフィレンツェ在住の友人と会うことになっていた。
何も知らずに街中へ向かい、友人との3年ぶりの再会に嬉々としながら、怒涛のように溢れ出る話題に盛り上がる。

15年前、私がまだフィレンツェで一人暮らしをしていた時からのご縁である彼女。
あたかもつい先日に一緒にお茶でもしたかのような、時間の隔たりを全く感じさせないそんな彼女との時間が私には宝物。
あ〜でもない、こ〜でもないと盛り上がっている矢先に夫からの電話が邪魔をする。

1日に4〜5回、夫よりくる取るに足らない( 時には娘の所在確認のみ!) 電話にすっかりと慣れきってしまっている私は、きっとまた
「 今何処で何食べてる? 」
とでも聞かれるのだろうと思いながら、携帯に手を伸ばしたのであったが、、、

「 マンマが入院した。」

いきなりこのセリフだったので、私も驚き、

「 え??」

と周囲も気にせず、かなりの大きな声を出してしまった。


今日からマンマが不在となる。
義理母の容体が気になりつつも、私がしなくてはいけない事をすぐに考え始める。

義理父のご飯仕度( 義理姉2人はフルタイムでの仕事持ちかつ料理があまり得意ではない)、犬のローラや猫3匹、ガチョウやニワトリ、ウサギの世話。
そして普段は夫と二人で分担をしている娘の送り迎え ( 運転時間トータル2時間 )もきっと全て私持ちだ。

明日からまたしばらくは" ひきこもり生活 " となりそうだ。
それでもいい。
義理母が元気に無事に帰宅さえしてくれれば、、、

いつも" 当たり前 "のように身近にいる人が、突然目の前からいなくなってしまうと、こんなにも空洞を感じてしまうものなのか。 
なんだか目に見えない大きな穴が、ぽっかりと開いてしまったかのよう。

" 当たり前 " が " 当たり前ではなくなる " 時に気付かされたこと、である。

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友人と一緒食べたちらし寿司
Tora Sushi & Asian Cuisine にて

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