執着テレビを点けて偶然に知った恋路物語横恋慕した男は相思相愛の男方を殺してしまう。永い歳月が経ち観音堂に棲みついた老僧は二人の霊を慰める為に戻ってきたあの男だった。思い出すのが安珍清姫伝説です。清姫は鐘に巻き付いて己の吐いた炎で焼け死んだとされるが一説ではその時に死ぬことはなく安珍を殺してしまった自身の罪の恐ろしさに気づき蛇体に変化した醜い姿に絶望して命を絶ったという。強欲や執着に取り憑かれた心はほんのこて恐ろしゅうござります。