登場人物紹介
2022年1月
母の入院をきっかけに
40代にして認知症の父の
介護をすることになりました
2023年現在
母は今も入院中
くわしく知りたい方はこちらもどうぞ![]()
ふと思い出したのですが
父の病院に付き添いをした時のこと
診察が終わって
特養からお迎えが来るのを
待っていました
父は目を閉じて
自分の世界に
閉じこもっているようにも
見えましたが
パチリと目を開けて
言いました![]()
えっ!![]()
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なんでわかるの?
わたしは
びっくりしました
確かに
お昼時だったのです![]()
なんでびっくりしたかと言うと…
普通の人が
お昼時に
「お昼ごはんを食べなくちゃ」
と言うのはわかるんです
普通のことです
わたしがお世話していた時の父は
時計を見て
「12時か、お昼だな」
と判断することはできました
父がお昼時に
時計を見て
お昼ごはんの話をするなら
驚きません
しかし
この時
父は腕時計をしていなかったし
外にいたから
周りに時間がわかるものも
なかったのです
病院の中には
時計がありましたが
父がそれを見た気配は
ありませんでした
それに
もし時計を見たとして
その記憶が残るとも思えないのです
普通の人なら
今が病院で見た時刻より
後であるということは
当然のごとく理解できますが
父の記憶は
頻繁にリセットされるため
連続性がありません
お腹の減り具合から
お昼だと判断したのでしょうか![]()
そうだ
きっとそうにちがいない!
わたしは言いました
父は関心なさそうに
目をつむりました
父の体内時計は正確だな〜
すごいな〜
と思いながら
この話を書いていたのですが
一つの可能性を
思いつきました
わたしたちは外にいました
周りに時間がわかるものは
ありませんでした
ひとつを除いては…
それは
わたしの腕時計です!
父が
わたしの腕時計を盗み見て
時間を把握した可能性は
ないでしょうか
父は認知症だし
お薬でぼーっとしているのに
人の腕時計を見ることで
時間を知ることができるとしたら
それはそれで
お父さんすごい!![]()
って思ってしまいますが
父に確かめようもないのが
残念です![]()
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