母が入院して、もう一年。

今の病院に転院してから、お見舞いメールというシステムで母にメールが送れます。


病院のホームページの入力フォームに入力して送信すると、病院側で印刷して、母に読み上げたり見せたりしてくれるサービスです。写真も添付できます。



送る頻度は、最初は週一回くらいでした。

毎日送って後で減ったら寂しくなるだろうと思って。


今は、週3回を目安に送っています。

何を送るかより、送っているという行為自体が、母のことを想っているというメッセージになるのでは、と考えを改めたからです。


写真を添付しているのですが、近頃は添付する写真がなくなってきました。


これまで送っていたのは、父の写真、出かけた先で撮ったわたしや、わたしと夫の2ショット写真。

それに、出かけた先や近所で見かけた花の写真。


父がいれば父の写真を送るのですが、父が特養に入った今、父に会えるのは月に一回だし。会うのも感染防止対策でビニールカーテン越しだし。


今年に入ってから、いろいろ立て込んでいてお出かけらしいお出かけをしていないので、出かけ先で撮ったわたしの写真もないし。


寒い季節だから花も咲いてないし。



そこまで考えていて、気づきました。


以前は、日常生活の中でも花を目にして、

「これお母さんに見せよう」

とスマホのカメラを向けていました。


最近は、そういう余裕がなくなってるな、と。


寒い季節だから咲いている花が少ないのはあるのですが、それでも咲いている花はあります。


ツバキ、サザンカ、スイセン。


先日、梅が咲いているのも見かけました。

でも、遠目に見たからカメラを向けなかったんですよね。

これは3年前に梅を観に行った時の写真です。


もうちょっと周りを見渡してみれば、寒い季節でも母に見せたい景色が見つかるでしょう。


忙しくても心の余裕は忘れないようにしたいものです。