NHKのニュースを観ていたら「ヤングケアラーへの支援を考える催し」についてやっていました。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20221121/1000086956.html
10代の頃から難病の母親の介護をしていた男性が「母の往診に来る医師から、自分の体調や勉強の進み具合などをきにかけてもらったのが嬉しかった」と言っていました。
わたしはヤングではないけども。
その言葉を聞いて、母が入院したばかりのことを思い出しました。
母は救急車で搬送され、危篤と言われ緊急手術となり、手術後はICUにいました。
母がどうなるかわからない不安はもちろんですが、思った以上に認知症が進んでいた父のお世話もあり、ヘトヘトでした。夜、眠れないし、自分の家にも帰れないし。
母の入院先の病院に、書類や生活用品などを届けに行くと、応対してくれるICUの看護師さんがわたしの体調についてや、父のお世話が大変じゃないかと気遣う言葉を掛けてくれました。わたしの答えにも、真摯に耳を傾けてくれました。
特定の看護師さんだけではなかったので、病院の方針としてそういう対応をしているのだろうけど、すごく助けられました。
いま思い出しても、涙が出るくらいありがたいです。
病気をした人は大変です。
でも、家族も大変なんですよね。
似たような境遇にいる人がいたら、わたしもあの看護師さんたちのような声掛けができるだろうか。
わたしはやさしい人間ではないから難しいとは思うけど、そうしたいという気持ちは忘れないでいたいです。
