NHKのニュースを観ていたら「ヤングケアラーへの支援を考える催し」についてやっていました。


わたしはヤングではないけども。
その言葉を聞いて、母が入院したばかりのことを思い出しました。

母は救急車で搬送され、危篤と言われ緊急手術となり、手術後はICUにいました。
母がどうなるかわからない不安はもちろんですが、思った以上に認知症が進んでいた父のお世話もあり、ヘトヘトでした。夜、眠れないし、自分の家にも帰れないし。

母の入院先の病院に、書類や生活用品などを届けに行くと、応対してくれるICUの看護師さんがわたしの体調についてや、父のお世話が大変じゃないかと気遣う言葉を掛けてくれました。わたしの答えにも、真摯に耳を傾けてくれました。

特定の看護師さんだけではなかったので、病院の方針としてそういう対応をしているのだろうけど、すごく助けられました。
いま思い出しても、涙が出るくらいありがたいです。

病気をした人は大変です。
でも、家族も大変なんですよね。

似たような境遇にいる人がいたら、わたしもあの看護師さんたちのような声掛けができるだろうか。
わたしはやさしい人間ではないから難しいとは思うけど、そうしたいという気持ちは忘れないでいたいです。