日本年金機構から、父宛てに封書が届きました。

「重要書類在中」とあります。

 

「年金の受給額に影響のある書類です。必ずご覧ください。」とも書いてあります。

 

これは、超大事な書類です。

 

開封すると、予想通り「扶養親族等申告書」でした。

障害者控除のある人、配偶者や子など扶養している家族がある人は提出せねばならぬ書類です。

毎年10月頃に届くそうです。

 

令和2年度は、わたしの両親がこれを提出し忘れました。認知症の父が提出できるわけがないので、母の出し忘れなのですが、自分宛の郵便だと開封した父が開封しても意味がわからず、たんすの引き出しにしまいこんだ可能性が大きいです。

 

提出しなかったことにより、年金から源泉所得税が徴収されました。(通常は徴収されない)

また、本来非課税の住民税の支払いが発生。介護保険料も高くなりました。(年金機構に提出した情報が市区町村にいくため)

 

更に(住民税の修正申告をするまでは)課税世帯になってしまったので病院にかかる時に使える「限度額適用認定証」が発行されない。介護保険を受ける時の費用が高額になるなどの問題が起きました。

非課税世帯が受給できる給付金の案内も来ないし。

 

住民税の修正申告と、所得税の確定申告をすることで住民税、介護保険料、源泉所得税は還付されますが、そもそもこの「扶養親族等申告書」をきちんと提出していれば、この混乱も手間もなかったのです。

 

さっさと記入して、同封されていた返信用封筒に入れてポストに投函しました。

 

この前も年金機構から書類の提出を求められたのですが、年金機構の返信用封筒は切手を貼らなくてはいけないので要注意です。