ケアマネジャーがやってきました。
ケアマネジャーは、父に聞きました。
「今日まで、ちがうところにいたでしょ?どこ行ってたの?」
父は、わたしを振り返り、
「どこに行ってたんだったかな」
と尋ねます。認知症の典型的な取り繕い反応。思い出せないけど、思い出せない、わからないことを誤魔化しています。
「(ショートステイ先)に行ってたね」
と用意していたパンフレットを出すわたし。
ケアマネジャーは、あれやこれやショートステイ先のことを聞きますが、父は適当に話を合わせるだけで何も思い出せない様子。
ケアマネジャーは、イヤな思いはしていないようだと判断したようです。
施設の職員さんから聞いた様子も伝えたところ、利用期間が長くなったから、慣れてきたのかもしれませんとケアマネジャーさん。
年末年始は取りづらいので、早めに利用予定を申請した方がいいとの助言をいただきました。
そうですよね。そうだと思ってました。
また、他の家はショートステイの他にデイサービスもヘルパーもと色々利用してるのに、我が家はショートステイだけだから物足りない気がして、というようなことを言っていました。足りてますよ。
ケアマネジャーさん、パワフルなので毎回圧倒されてしまう。
父は、話の内容を理解していないのにうんうんとうなずいて聞いているふりをしていました。
ケアマネジャーさんが帰る時には、父も立ち上がって玄関でお見送りしました。