朝食後に父が哀しそうに言いました。

「昨日まではやることがあったけど、何もやることがないのはつらい。昨日までは仕事があったのに」

 

「昨日まで仕事してたんだ?」

と問うと、

「そんなに大変な仕事じゃないけどなあ」

と言っていました。

 

「また来週から行くことになってるよ」

と言うと、

「そうなのか」

と嬉しそうな父。

 

その後もショートステイ先のことについて、色々言っていました。

「たくさんの人をちゃんと世話して偉いよ」

「退屈しなかったからすごい」

「(職員さんたちが)よくやってくれるって(利用者)みんな言っていたよ」

 

帰りたがってた割にベタ褒めじゃない?

 

しかし「お風呂には毎日入った」などと事実と異なることも言います。

 

認知症の人って出来事を覚えるのは苦手だけど、感情は残る、蓄積されるって言うから、快適に過ごせたんだろうな。

 

ショートステイ先の方々、ありがとうございます。

これからも安心して預けられますね。