母が転院しました。前回の続きです。
転院の話が出た時に心配だったのが、
「どうやって移動するの?」
ということ。
人工呼吸器のついた状態なのに、移動できるの?
普通の車じゃ無理だよね?
と、夫と話していました。
移動のための手段は、民間救急車。
手配は、転院先の病院がしてくれました。
母の転院で初めて民間救急車の存在を知り、驚きました。
見た目は普通の救急車と変わりませんが、赤いサイレンがなくて車体の横には会社名が書かれています。
母は人工呼吸器をつけています。
入院先の病院では、病院のものを使っているので移動中は他の人工呼吸器を使わねばいけません。
人工呼吸器もリース会社から借りて、民間救急車に乗る前に付け替えて、転院先の病院に着いたらまた付け替えます。
人工呼吸器単体のリースだと10万円くらいかかるらしいのですが、民間救急車を利用すれば人工呼吸器込みのお値段になるそうです。
人工呼吸器で使う酸素の量によって、民間救急車の価格は変動するけど、母の場合は民間救急車の利用料金3万円前後という見積もりでした。
10万円と聞いた後に3万円だと、めちゃくちゃ安く感じます。
まあ、実際に人工呼吸器込みでで20〜30kmという距離を運んでくれるわけですから、仕事の内容の割には安いですよね。
ストレッチャーに乗った母が民間救急車に乗せられるのを「いってらっしゃい」と手を振って見送りました。
わたしたちは、同乗できないので夫の運転する車で移動です。夫がお休みを取ってくれたので助かりました。そうじゃなかったらタクシーで行くしかない。
転院先の病院から指示があったので、民間救急車の方に転院先で必要な書類を預けました。
支払いは出発前に現金で。
実際に支払った金額は33,000円(税込)でした。


