大好きな絵本があります…
ずーっとずっとだいすきだよ…
少年と一匹の犬のお話…
内容は…
エルフィーとぼくは、いっしょに大きくなった。
年月がたって、ぼくの背がのびる一方で、愛するエル フィーはふとって動作もにぶくなっていった。
ある朝、目がさめると、エルフィーが死んでいた
深い悲しみにくれながらも、ぼくには、ひとつ、なぐさめが、あった。
それは…
毎日抱きしめて、だいすきだよ…と言ってあげたこと。
初めてこの絵本を読んだときは、涙が止まらなかった…
2年半前に、亡くした次男、大ちゃん(享年2才9か月)の顔が浮かんできて、毎日もっともっとだいすきと言って、抱きしめてあげればよかった…
そうすれば、あの気が狂いそうな哀しみも少しは、軽減したのだろうか…と思うと…
この絵本を知ったのは、大ちゃんを亡くした後でした。
さらに、昔飼っていた犬のイブ(ポメラニアン)、チャイブ(mix)、猫のコテツ、馬のタイ…
懐かしいペットたちの顔が、次から次へと浮かんできて、ウルウル…でした。
この絵本と出逢ってからは、今、隣でイビキを掻きながら寝ているハチゴロウには、よっぽどのことがない限り、寝る前に、毎日、大好きだよ…と言って抱きしめてあげています。
たま~に、恥ずかしがる息子にも…(AKB おやじに関しては、ノーコメントにしておきます)
身近な健康である家族の死を意識することなんて、なかなかないと思いますが、いつかは別れがやってくる。
まして、寿命の短い動物たち(ロバは30~50年、どないしよ~)は、先に旅立っていくかもしれない…とわかってはいても、なかなか、誰でも、現実を受け止めたくない心境だと思います。
その時がきたら、哀しくて寂しくて、どうしようもなくなるだろうけど、そんな中でも、自分の気持ちは、少しは楽になるだろうなあ…と想像することができました。
それは、身近な家族を突然亡くし、身が張り裂けそうな哀しみを味わったからかなあ…
この少年も、エルフィーという犬は、本当に人間と動物の関係を超えた家族だったんですね。私の理想の少年です。
そして、何より、びっくりしたのが、先日受けた講習、プレイズタッチには、大好きというルーティン(タッチ法)があるのですが、その、大好きの由来が、この絵本なんだそうです。
考案された先生の想いと通じるものがあり、その絵本を講習会場で紹介されたときには、そのシンクロに、鳥肌がたってしまいました。
大好きだよ…と抱きしめるだけでなく、タッチによって、効果的に伝える方法があったんですね。
大好きだけではなく、おはよう、おやすみ…もあります。
それぞれに、緩和、覚醒、鎮静と身体に働きかける作用が違い、意味があります。
今までは、ハチゴロウは寝ているのに、無理矢理触って、神経を高ぶらせるような撫で方をしていたことに気づいたり、その時、その必要性に応じて、タッチができるようになると、効果的ですよね~
今、ハチゴロウにはもちろん、モデルの犬のぬいぐるみ各種で練習しています。
私は、この何年間、体も心も緊張状態が続いていたので、今こそ、ストレスのないリラックスできる時間が必要です。
1日、流されるままに生きるのもいいかもしれませんが、ほんの一瞬でもいいから、我が身に集中して深呼吸してみる…
少しずつ、体や心が柔らかくなってきているような気がします。
(まだまだ、ガチガチや…と人に言われていますが…)
大ちゃんは、こういうことを伝えたかったのかな…
毎日、目の前にいる家族には、もちろん、
亡くなってしまった大切な家族にも…空に向かって
言い続けたいと思います。
ずーっとずっとだいすきだよ…