昨日のボクシングWBSS(ワールドボクシングスーパーシリーズ)準々決勝の井上尚弥選手の試合をみて、


ランチェスター戦略


を思い出した。


ランチェスター戦略とは、簡単に言うと、弱者が強者と戦争するときに勝つためのものだ。


そして、ここにおける「強者と弱者の定義」が面白い。


強者とは、一位のこと。
弱者とはそれ以外。



業界や国のなかで、競合がひしめき合っている中で、
一位と、二位以下では取るべき作戦が根本的に異なるのだ。


そう。僕は「一位以外は全員弱者」という考え方がとても好きなのだ。


なぜなら、強がる必要がないから。


「俺結構イケメン、結構金持ち、結構頭良い、結構良いやつ」

とか思う必要がないのだ。


なぜなら、「君は世界一イケメンか? ノー?  ならブスだ」。「君は世界一金持ちか? ノー?  なら貧乏人だ」「君は世界一頭が良いのか? ノー? ならマヌケだ」「君は世界一性格が良いのか? ノー? なら、悪人だ」

ということだから。



で、そこを認めると簡単で、あとは、強者に対して弱者としてどう向き合うかとなる。



奇襲する

一つのことを極める


などなど、色々とやるべきことはある。


それが「戦略」だ。いかに戦わずに勝つかを考えなければならない。


正攻法、ガチンコで、同じ戦い方をすると強者には負けちゃう。(でも、受験やビジネスや恋愛ってみんな、弱者なのに強者の戦い方をするから負けるんだよね。)


で、今回の井上尚弥選手は完全に強者。

それに対して対戦相手は「自分の得意な形」で戦おうとした。


だから負けた。


自分の得意な形で戦って良いのは強者だ。



井上尚弥選手の戦い方はまさにライオンだった。


あれぞ百獣の王だった。



ぜひ今度武井壮さんに井上尚弥選手の倒し方を考えて欲しい。




百獣の王vs百獣の王



の戦いを見て見たい。