令和6年能登半島地震から一ヶ月が経ちました。被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。

津幡教会も被害にあいました。津幡教会を知る多くの方々に多大なるご心配を頂き、お祈り下さっていることに心から感謝します。

地震が起きたとき、津幡教会には会堂に8名、2階に子ども1人がいました。建物が大きく揺れ、会堂では立て掛けていた長テーブルがバタバタと倒れ、2階は棚から食器や本など様々なものが落ち、散乱しました。幸い怪我人はなくその時いた全員は車で安全な場所に避難しました。その時は3.11を思い出すほどの恐怖が襲い、皆不安でいっぱいでした。


上の写真は地震後に撮ったものです。建物は外壁内壁共に所々ひびが入りました。礼拝堂の左右の床と壁の間に5ミリ前後の隙間が出来ました。余震もあるので、安全を考えて、1月の間は日曜日の10時半からの礼拝と水曜日夜の祈祷会のみを行い、長い滞在を控えてきました。2階は、地震後最初の日曜日に、韓国からの宣教訓練生が割れ物の片付けを手伝ってくださり、その後も余震対策を加えながら少しずつ片付けていますが、以前のように活動出来るまでにはまだまだ時間がかかりそうです。町は道路が所々陥没したり、屋根にブルーシートがかかっていたり、下水道工事の完全復旧が見通しがたたないなど、被害の大きさが感じられます。また、教会メンバーの家が傾いたり、関係者の家が一年以内の建て直しを言われるほど被災していたりと、身近な方々が大きな不安の中にあります。早く教会が安心安全な所となって、津幡教会を通して、この町の方々が揺らぐことない平安と希望を得ることが出来るようになることを心から願っています。