こんにちは。ただの地理好きです。

 

静岡県をひとりで旅するなら・・・。

想像上での旅の行程を書いています。

前回は、三島市、藤枝市、島田市を訪れ

その後、掛川で「天竜浜名湖鉄道」に

乗り換えました(想像の上で)。

 

今回は、その続きになります。

と、ここで旅のルールをおさらいします。

●旅先は日本国内、発着は東京駅

●ひとり旅を想定。ひとりでも楽しめる

 場所を訪れる。(とは言っても個人的な

 趣味や関心がどうしても入ってしまいます)

●さくっと1泊2日、鉄道で行きやすい場所

●1つの市で1か所か2か所を訪問

というルールの上で旅を続けます。

 

移動が多く、また徒歩移動も多い行程と

なっております。(健康にはいいのではと・・・)

その地その地の情報もところどころ

入れながら書いていきます。

それでは、天竜浜名湖鉄道に乗車し、

掛川駅を出発したところから旅の再開です。

 

 

1日目夕方【静岡県森町】

掛川市街地を抜け、あたりは一面の

田園風景に。緑の海の中を電車は

駆け抜けていきます。

車窓の風景をゆっくり楽しめるのも

ローカル線ならではです。

 

天竜浜名湖鉄道(天浜線)は

昭和10年開業時の駅舎がいくつか

残っていて、レトロな雰囲気を

楽しむことができます。

 

遠州森駅で途中下車します。

 

遠州の小京都とも呼ばれる森町。

かつては宿場町として栄え、現在も

格子戸の町家や土蔵が残っています。

何をするわけでもないですが、

街歩きをブラブラと楽しみました。

 

その後、また天浜線に乗車。

西鹿島(にしかじま)駅で、遠州鉄道に

乗り換えて新浜松駅へ向かいます。

 

浜松で夕食です。

浜松といえば、浜名湖、そして浜名湖と

いえば鰻。なんですが、浜松は餃子も有名です。

浜松市の餃子の1世帯当たりの年間支出額は

2023年の調査で全国1位となっています。

(有名な宇都宮市は3位。)

餃子をいただきました。とても美味しかった。

 

浜松で1泊です。

浜松市は人口約80万人の政令指定都市。

(静岡市よりも人口が多いんですね。)

静岡県には政令指定都市が2つあります。

政令指定都市が2つ以上ある都道府県は

神奈川県(3市)、大阪府(2市)、

福岡県(2市)、そして静岡県(2市)です。

 

 

2日目午前【静岡県浜松市】

再び遠州鉄道で西鹿島駅へ。

そこから、天浜線に乗り換えて

浜名湖の北側を巡ります。

 

浜名湖は南側よりも、北側の方が

風光明媚な場所が多い印象です。

 

まずは西気賀(にしきが)駅で下車。

西気賀駅の駅舎は国の有形登録文化財に

登録されているそうです。

歩いて、プリンス岬へ向かいます。

五味半島は天皇陛下御一行(当時は皇太子)が

この地にある別荘でご静養されたことから

通称プリンス岬となったようです。

 

岬を湖沿いに道がぐるっと1周しています。

岬を歩いて散策、1周しました。

湖のすぐそばを歩きます。

朝日が湖に反射して、とてもきれいです。

(想像上では、そうなっています。)

20分ほどで1周できました。

 

続いて、寸座(すんざ)駅で下車。

寸座は平安時代に桓武天皇から征夷大将軍に

任命されて東北地方の蝦夷の平定に向かった

坂上田村麻呂が、この地で休息したことから

ついた名称だそうです。

駅が小高い場所にあるので、駅から

浜名湖の眺めも素晴らしいです。

駅から湖まで歩いて本当にすぐ着きました。

 

しばし、湖のすぐそばを散策します。

特に目的地はありませんでしたが

2駅連続で下車してしまいました。

しっかりとした目的地のある旅も

いいですが、目的地を決めない旅も

思いがけない発見があって、いいものです。

 

 

1日目昼【静岡県湖西(こさい)市】

さて、その後は終点の新所原(しんじょはら)へ。

新所原駅で、東海道本線に乗り換えます。

2駅乗って、新居町(あらいまち)駅へ。

歩いて10分弱で、新居関所跡へ。

 

関所建物が現存しています。

すぐ近くの旅籠紀伊国屋資料館も見学しました。

(ちなみにどちらも有料となっています。)

当時の旅人の気持ちに思いをはせます。

現代は、鉄道をはじめとする交通機関が

発達しているので、ある程度の時間と費用を

かければどこへでも行けますが、当時は

自分の足で歩かなければ、どこへも

行けませんので、旅の苦労がうかがい知れます。

 

 

1日目午後【静岡県静岡市】

浜松へ戻り、新幹線のこだまで静岡駅へ。

静岡駅から歩いて、登呂遺跡へ。

(徒歩だと30分程。バスだと10分程で

行けます。静岡駅の南口からほぼ南へ

まっすぐなので、迷いづらくはありますが。)

とにかく、よく歩く。

 

弥生時代を代表する水田&集落遺跡です。

とはいえ、現在は佐賀県の吉野ケ里遺跡の

存在感がかなり大きいので、弥生時代の遺跡

=吉野ケ里遺跡という印象が強いと思いますが。

昔、教科書で見た遺跡を訪れることができて

個人的には大満足でした。

 

その後、静岡駅に戻り、さらに駿府城公園に

向かいます。

駿府城は、徳川家康が隠居した際の居城。

今回は駿府城公園内の紅葉山庭園を散策。

16:30が閉園なので、あまり長くは

滞在できませんでしたが、美しい庭を

堪能することができました。

 

その後は商店街の雰囲気を楽しんでから

静岡駅に到着。少し早い時間帯ですが

今回の旅も歩き回ってかなり疲れたので

早目に東京駅に戻ることにします。

 

定番の場所も訪れ、そして目的地もなく歩き、

さらには山も登ったり、橋の上を歩いたり、

清流、歴史、自然、食べ物、様々な場所を

訪れ、そして味わい、堪能することができて

大満足な旅でした。

 

今回は以上になります。次回もまたよろしく

お願いいたします。