健康に生活するために~食餌について②~
こんばんは、河村です。
それでは、前回 に引き続いて食餌と病気の関連について
お話ししていきたいと思います。
既に皆様ご存知かと思いますが、
95羽の鳥達をレスキューした際、残念なことにとり村に来てすぐ
亡くなってしまった子もいます。
亡くなった子は、可哀相と思われるかもしれませんが、
原因究明のため剖検をおこないます。
剖検のあとは火葬され、お骨になってとり村に帰ってきます。
そして49日間供養をおこなった後、お墓に入れられます。
お墓にも毎朝、スタッフがお線香をあげ、供養をおこなっています。
亡くなった子は、相当太っていて、口をパクパクさせる
開口呼吸が見られました。
剖検結果では、内臓通風、鼻炎、肺炎が亡くなった原因でした。
これらの病気は、食餌に起因していた可能性があります。
前述したとおり、この子達に与えられていたのは
むき餌のみでした。
新鮮なお野菜が与えられていた形跡はありませんでした。
ここで不足してくるのが、ビタミンAです。
ビタミンAは緑黄色野菜に含まれていて、種子にはほとんど含まれていません。
ビタミンAが不足することにより、呼吸器や泌尿器に障害を起こします。
また、細菌感染に対して抵抗力が低下します。
長期的なビタミンAの欠乏は、通風の原因となります。
種子食がメインの子には、必ず緑黄色野菜を与えないと
大変なことになってしまうということですね。
お野菜嫌いの子も結構いるようですが、小さいうちから
しっかりと食べさせることがとても大事です。
この子もしっかり正しい食餌を採って
元気いっぱいに成長して欲しいです。
本日の検疫室から1枚♪
オカメちゃん’sです(*^-^*)
「もっと遊んでー☆」