ツバメの離婚 その2 | ツバメブログ
2010年10月23日(土) 17時02分56秒

ツバメの離婚 その2

テーマ:ツバメ雑学
以前に、ツバメ夫婦のオスメス両方が翌年も生きていた場合の離婚率の話を書きましたが、同じ巣場所にメスより遅れて戻ってきたオスの痛い様子を、日野の自然を守る会の「日野の自然 2010年9月号」に金子凱彦(よしひこ)さんが書かれているのを読みました。ちなみに、東京都日野市は管理人の住処です。

金子さんの解説によると、戦前の話だそうですが、野鳥研究家の仁部富之助さんという方が、営巣しているツバメに足環を付けて調べていたところ、その翌年、(おそらく同じ場所で)足環のある前年のメスと、足環のないオスとがペアになりました。そしてそのあとで足環付きのオスが帰ってきて、足環のないオス(すでにメスとペアになっているオス)と激しいケンカになったといいます。

争いは6日間も続いたそうなのですが、ついに遅れてきた足環付きのオスが退散して幕切れになりました。そのとき、足環付きのオスは、昨年は自分の妻だった足環付きのメスにも激しく攻撃されたそうです。

前回の離婚の話の元ネタになっている新井絵美さんたちの研究が論文になっているので、その概要(バードリサーチニュース2010年3月号の記事)をPDFで置いておきました。

この記事に詳しく書いていますが、前年のペアが同じ場所に帰ってきた場合、オスが先に帰ってくると再婚が成るのですが、メスが先だと別のオスとペアになってしまって、離婚が起きることが分かっています。戦前の仁部富之助さんの調査も、そのような例を観察していたんですね。


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