あっついですねーーー!
まだ7月上旬だよ!? てか、この間梅雨入りしたばっかだよね??梅雨は??
こーんなに暑くなるのは梅雨明けだとおもっていたのに…!!
 
今朝は朝から暑くて、徒歩で登校する子供たちが命の危険にさらされるのでは…とどきどきします。
保育園児だったころは車でさくっと登園、親の目の届くところにいる。何かあっても大丈夫。
小学生になるとそうもいかず、ハラハラです。
 
 
そんな中ですが、所要で休暇の私。ティータイムは優雅に♪
届いたばかりの、金沢・森八様の生菓子≪撫子≫。
ペアリングのお茶は、MUSICA様のヌワラエリヤ。

 
 
撫子の中は白あん。私の好み、ど真ん中。
(ピンクの外観に惹かれ、中が白あんだとうれしいひとです。)

 
今回、ほかのラインナップはこんな感じ。
天の川、撫子、日輪草…まではわかる。
さいご、「雨景色」。どうよ??こんなお菓子ってある??

 

「雨景色」はもう食べてしまって写真がないのですが、透き通るような水色と、白小倉あんの豆の皮の食感・質感がとても楽しいお菓子でした。

 

 

 

 

よく、「日本人の感性はすごい」みたいなことを聞く。季節を切り取る力。

でも、季節のお花をモチーフにしたり、その時期に採れる食べ物をつかったお菓子なんかは西洋にも存在していて、私にはよくわからなかった。

私はここで漸く、「日本人の感性はすごい」の入り口に立ったのだなと悟る。

そういえば少し前に、四角い羊羹に緑色の短い棒を立てて、波紋を描き、「田植え後の田んぼ」を表現した菓子を見かけた。

地味な菓子だなと思ったけれど、その季節にしかない景色。

その景色を菓子にして、お茶と一緒にゆっくり楽しむこと。

自然の恵みを思い出すこと。

忙しない私たちの日常で、自然を愛し、季節の移り変わりを感じ、感謝するための大切なきっかけを与えてくれる力のあるものだなと思う。

 

 

そして、難しい技術を使いこなす力。それも大切なことなのだろうけれど、何を思い、何を表現したいのかもとても大切なのだろうということに気が付く。

「こんな難しいことができたよ」「この技術は自分しかもっていない」といったこともとても素晴らしいことだと思う。

でも、使っている技術は汎用なものでも、表現によって人の胸をうつ。

 

私は技術者であるがゆえか、技術や知識ばかりに目がいきがち。

自分なりの何かを表現すること、また、そうしようと努力することにも目を向けていきたいとおもう。

 

 

半年経った今も私の心を掴んで離さない、森八様の上菓子。

あついなー、夏よ早く終われー とは思いつつも、次の月は何が来るだろうかと周囲を眺めて予想することも一興。