【スカイツリー移転】スカイツリーからTV電波送信開始、高速道路移動でも途切れない?価格.com
東京スカイツリー移転に伴うメリットの1つにワンセグ・移動体受信のエリア拡大および受信安定がありましたが、スカイツリー関連のニュースといえば、「スカイツリー電波障害○○万世帯!」や「地元商店街はソラマチに悲鳴!」などのネガティブな話題が多く、ファンクラブとしても楽しいことは無いかな~と探しておりましたが、少し視点の違う記事を見つけましたので、ご紹介します。
ニュースの配信元は、価格.com。今や、国民が電気製品を購入する時には必ずチェックするとまで言われるホームページですが、独自の取材記事が掲載されているとは今日の今日まで知りませんでした。苦笑。
新しい情報発信基地として、認知されていることに納得せざるを得ない着眼点であったと賛辞を送ります。
スカイツリーからTV電波送信開始、高速移動でも途切れない?
東京スカイツリーからTV放送波が送出されるようになり、その効果はどの程度あるのか。首都高速から東関道へ向かうルートでの受信状況を、専用のテスト用機材でチェックした。
首都高速から東関道へのルートでは起点を羽田空港駐車場にし、終点である茨城県・潮来ICまで走り抜いた。まずは立体駐車場の屋上をスタートし、その出口に向かって降りていったが、ここでの乱れは皆無。そのまま首都高速に入り、羽田トンネルに入るとワンセグに切り替わった。これはほぼ従来と同じで想定内。次に東京港トンネルに入ると途中でワンセグに切り替わり、時折フリーズする場面も見られた。ただ、放送内容が分からなくなるほどではない。
従来と違いを感じたのは首都高・湾岸線の辰巳JCT付近。東京タワー時代は高層ビルの影響を受けていたためか、時折ノイズが入ってしまっていた。それがまったく乱れなくなっていた。この辺りは地の利が効果を発揮したのは間違いない。さらに湾岸線を浦安~市川まで進んでも乱れは全くなし。次なる関門は東関道の千葉市稲毛区~宮野木JCT界隈。この辺りは、東京タワー時代は必ずワンセグに切り替わっていた場所。今回はまったく乱れを見せず12セグのまま受信できていた。
乱れを最初に発生させたのが富里ICまで来たとき。一瞬だが、画面内にブロックノイズが現れ始めたのだ。ただ、ワンセグに切り替わることはなかった。ワンセグに初めて切り替わったのは成田JCTを過ぎる辺り。ここから12セグとワンセグとの切り替えを行うようになってきた。それでも12セグの方が長い。ワンセグが多くなったと感じたのが大栄ICを超える辺りからで、そこから佐原香取ICを過ぎた辺りまではほぼワンセグでの受信となった。そして、利根川を超える辺りまで来ると再び12セグでの受信が可能になっていた。
東京タワー時代は、富里IC辺りからワンセグでの受信が多くなり、大栄ICを過ぎるとワンセグでの受信がほとんどで、時折フリーズするようなこともあった。ただ、佐原香取ICを過ぎるとワンセグでの受信が復活し、利根川を超えるとサーチが始まって茨城県からの電波に切り替えていた。つまり、今までは受信状況にエアポケットが発生し、受信できなくなる場所がどうしても発生していたのだ。それが、東京スカイツリーになってからは、ワンセグに切り替わるものの、受信できない箇所はまずなくなったと言ってイイ。このメリットは大きい。
実は驚きは潮来ICから国道51号線での帰り道にもあった。高さがない東京タワーでは高速道路よりも低い場所にある一般道では受信は不利。高さが出たことでどこまでそれが改善されるかをチェックすることにしたのだ。すると、利根川を渡ってから51号線に入るまではもちろん、ほとんどの場所で12セグ受信を行っていた。時折、ワンセグに切り替わることがあったが、高速道路よりもむしろ受信状況は良かったように思えたほどだ。
主として東京スカイツリーの東側での受信状況をチェックしてみたが、これだけでも受信状況の大幅な改善が図られたことは明らかになった。地デジがこれまで以上に貴重なカーAVソースとして楽しめるようになったのは間違いない。
価格.com 2013.6.10
http://news.kakaku.com/prdnews/cd=kuruma/ctcd=2010/id=31277/
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