遠近法と東京スカイツリー(1)
この写真は、東京タワーをかなり近い距離から見上げている。
ご存知の通り、少なくとも東京タワーの先端までの距離は約333m、手前の鉄骨部分はおそらく30mも離れていない。
しかし、カメラのアングルに納まる。
この写真の状況を平面に置き換えると、寝そべっている東京タワーを足の方から写しているのと同じ状況であり、足の方が大きく写り、頭の方が小さく写っている。
同じ状況が東京スカイツリーの撮影時にも発生する。
例えば、図のように東京スカイツリーから東京スカイツリーの高さと同じ距離だけ離れて写真を撮った場合、焦点をスカイツリーのほぼ半分の300メートルに合わせたとすると、実際の焦点距離は中央が670メートル、下方が600メートル、上方が840メートルとかなりの距離差が出る。
焦点距離から170メートルもスカイツリーのてっぺんが遠くなるので、かなり小さく写ると予想できる。
逆に下方については70メートル近くなるので、やや大きく写ると予想できる。
つまり見上げるという動作をカメラにさせることにより、トンネルの入口から出口を撮影したような遠近法の写真となり、画角計算値よりも近距離でスカイツリーを写真に納めることができそうである。(ただし、GL面からの撮影の場合、足元は切れます。対策方法としては深い穴を掘って、そこから撮影すればかなり良い写真が撮れると思われます。)
この記事には(2)と(3)があります。是非、ご覧下さい。
遠近法と東京スカイツリー(2)http://ameblo.jp/tstfc/entry-10364898058.html
遠近法と東京スカイツリー(3)http://ameblo.jp/tstfc/entry-10372117450.html
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