昨日のレッスンで、イヤートレーニングの生徒さんが最近音叉を購入したという話をしてくれました。
A音一本だけでなく、半音12音全ての12本セットとのこと。
絶対音感訓練などをしている生徒さんですが、キーボードでのピッチ練習より、音叉を直接耳に入れる方がもっとピッチが定着するのではと思って買ったそうです。
狙いは当たったようで、音叉のほうが頭の中でよく響き、より音の中に入っていきやすいようです。
確かにそうでしょうね。
パーフェクトピッチ・イヤートレーニング・スーパーコースのデビッド・ルーカス・バージも自身の教材の中で「音(ピッチ)と友達になろう」ということを言っていますが、まさに1つの音、ピッチと共にある感じが強まるようです。
昨日のレッスンでも、あきらかにこれまで以上にピッチそのものを深く感じている様子が伺えました。
ピッチを深く感じるのは色彩感の世界。
それが知覚できてくると、より深い楽しみを感じられると思います。
正確にいうと、元々は感じることが出来ていたけれど、言語の習得などにつれて失ってしまったのをもう一度取り戻すだけなのですが。
知覚を取り戻したうえで音楽を聴くと、音楽の喜び、楽しみはより深まることと思います。