年間1000時間の勉強時間を投じる覚悟があるか | 税理士試験ハック!~暗記をしないマインドマップ勉強法満載のブログ~

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「どうやったら税理士試験に受かりますか?」

ちょこちょこ、こういう質問を受ける機会があります。
質問される方は、これから税理士試験の勉強を始めようとしているか、2~3年挑戦したけど結果が出ていない方がほとんどです。

そういう時は必ずこういう風に答えるようにしています。

「1年間で1000時間※の勉強時間を確保することができればきっと受かりますよ」
 ※資格の学校で講義を受けている時間を含みます。
 ※電車の中などで暗記をしている時間は含みません。


税理士試験は短期間勉強して勝負するものではありません。(ミニ税法を除く)
1年間というスパンの中で、どのように勉強し、どのように試験に臨み、という戦略を立てて勝負をしていくものです。

高校や大学の中間・期末試験のように直前の1週間ぐらいで詰め込めばどうにかなるものではないのです。
にも関わらず、試験というとどうしても短期勝負という前提が頭から離れない方が多いようで、「なかなか点数が伸びない」という状態ですぐにモチベーションが下がったりするのです。

さて、1日=24時間ですから、1000時間はその41.7日分に相当します。
もし全く眠らずに勉強を続ける人がいたとしたら、勉強期間は1.5ヶ月間ぐらいで済むわけですが、もちろんそんな人がいるわけはありません。

税理士試験の受験生にとって、例年8月いっぱいはオフの期間であるとすると、勉強出来る期間は11ヶ月間。すると1ヶ月間で必要な勉強時間は約91時間ということになります。1ヶ月=30日と単純計算すると、1日あたり3時間の勉強時間が必要、ということになります。

年間1000時間というとイメージしにくいですが、1日単位まで分解すると「1日3時間」ということになります。こうなると、かなりイメージしやすいのではないでしょうか。

さて、仕事や家事をこなしながら、毎日毎日3時間の勉強時間を確保するというのは本当に大変なことです。僕の感覚だと、仕事をしながらの平日3時間の勉強時間は、本当にギリギリのラインです。仕事がトラブって残業時間が伸びたら確保出来ませんし、家に帰って少しでもテレビをつけようものなら、あっという間に3時間の勉強時間が削られていきます。

もちろん、平日は仕事の影響もありますし、職場の飲み会などもありますから、足りない分は週末にキャッチアップすることになります。そうなると、週末はほぼ勉強しか出来ないことになります。

テレビを見る時間はほとんどありません。
漫画や小説を読んでいる時間もなくなります。
週末に遊びに行ったり、旅行にいくこともできなくなります。
・・・・

という風にあえて厳しめの現実を並べてみました。
実体験でいうと、月に1・2回ぐらいは勉強しない日を作ったり、時には飲みにいったりもできると思いますが、それには「年間1000時間」というペースで勉強がきちんと進んでいる場合に限ります。

量と質。
どちらの方が大事ということはなく、どちらも大事です。

例えば、平日も仕事をせずに、ほぼ1日中机に向かっていたとしても、テキストの端から端まで何度も読み返したり、答練を漠然と解きまくったりする、という勉強方法では合格は難しいでしょう。
逆に、マインドマップなどで要点を徹底的に整理し、間違いノートをしっかりつけ、答練には必ずテーマを持って臨む、という風に質の高い勉強をしていたとしても、半分の500時間で合格に十分なレベルに達するかというと、それもなかなか厳しいと思います。

勉強の質の部分については、このブログでもずっと取り扱ってきたテーマですが、
もう1つの大切な量の部分についても、触れておいた方がいいかな、と思って今回の記事を書こうと決めました。

がむしゃらにただ(無策に)頑張る。
とにかく気合いでいく。

僕はそういうのが大嫌いなので、どうすれば効率的に理解出来るか、どういう戦略で2時間の試験時間を使うか、ということをずっと考えています。

しかし、どんなに効率的にやっても、やはり理屈だけでは合格ラインに到達しないのです。

勉強もスポーツと同じで、「修練」というものが必要なのです。
それは実際に手を動かして問題を解き、自分の頭で考え、理解し、また問題を解き、という中でしか積み上げることができません。

書店に平積みされている「○○勉強法」という本やこのブログを見ていただいて、勉強方法についてのブラッシュアップされるのは非常に結構なことだと思いますが、もう1つの側面、「勉強時間の確保」という部分から目をそらしてはいけません。

年間1000時間の勉強時間を確保するためには、たくさんのモノを諦めなければ行けません。テレビ、ゲーム、映画、スポーツなどの趣味や、恋人と過ごす時間など、勉強をしていなければ当たり前のようにあった楽しい時間を削って、勉強をしなければなりません。

だからこそ僕は「どうすれば受かりますか?」という質問に対して、
その覚悟があるかを問う意味で、「年間1000時間」という具体的な量を示して答えるようにしているのです。

そして、目に見えない合格ラインという抽象的なものを、「1000時間」という単位のあるものに変換することは非常に大事です。今の自分が目標値に対して、どこにいるのかが常に測定出来るからです。

なかなか答練の点数が伸びて来ない人は、
それは勉強方法が悪かったのか、それとも勉強時間が足りなかったからなのか、
今一度振り返ってみて、ここから立て直しをはかりましょう。