【ハック】理論は記憶にインデックスを貼るように | 税理士試験ハック!~暗記をしないマインドマップ勉強法満載のブログ~

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税理士試験に理論の暗記はつきもの。
ある大手予備校は「脱・暗記!」を掲げていたりしますが、それでも一定量を暗記していないととても本試験の問題には太刀打ちできません。

理論は昨夜きちんと覚えたはずなのに、答案用紙を前にするとどうひねっても覚えたはずの理論が出てこない・・・

テスト中にこんな経験をしたことはありませんか?

色々と諸説はあると思いますが、これは「思い出す」ということを考えて勉強していないからだと僕は思っています。

理論を覚える時は、まず読んで、それを覚えて、(人によっては)書いてみて、という繰り返しで頭に叩き込んでいるはずです。いきなり全部を一発で覚えられる人はいないでしょうから、1文ずつとか少しずつ少しずつ覚えていくのが一般的でしょう。

それに対して、思い出そうとするときは一気に全部を思い出そうとしていないでしょうか?

月1回のテストであっても理論の範囲は結構な量になりますから、それが本試験ともなると思い出すべき(覚えるべき)理論の量は膨大になります。

背表紙が擦り切れてしまってタイトルが読めない大量の本の中から、目当ての本を探し当てなければいけない、という場面を想像してみてください。背表紙からタイトルは分からないのですから、一冊ずつ取り出して中身を確認するしかありません。これだととっても手間がかかるとおもいませんか?

記憶もこれと同じようなものです。ある程度の量の文章の塊だけを覚えていると、それを思い出すときには片っ端から記憶の本棚をひっくり返さないといけません。

えっと、これはあの理論だったかな?
これ、たしか見たはずだったんだけど、えっと・・・
あれ、最初の一文が出てこない・・・


テスト中はある程度の緊張状態ですので、パッと記憶の中から探し当てられない時点で焦りが生じ、よけいに混乱してしまうという事態になります。

こうならないために、覚える時、思い出す時にちょっとだけ工夫をしてみましょう。
それは、自分の「記憶にインデックスを貼る」ということです。

だいたい3行ぐらいの1つの理論があるとして、その理論に自分なりのインデックス(タイトル)をつけます。そして、覚える時にはインデックス→本文という順番で覚えます。更には、思い出すときも、必ずインデックス→本文という順番で思い出すようにします。

これを繰り返すことで、インデックスと本文が頭の中で紐付けられますし、インデックスを思い浮かべることが出来ればほぼ同時に本文も思い出せます。

インデックスを貼っていく文章の単位や量は、科目によっても、その人の能力によって違ってくるとは思いますが、最初から思い出しやすい(頭の中で探しやすい)記憶を作ることを目的として覚えるだけで、テスト中にその記憶にパッとたどり着けるかどうかが全く違います。

理論暗記がどうしても苦手、理論の点数がどうしても伸びないという方は、よければ試してみてください。