************************************
【重要なお知らせです!!】
井戸端カイゴの報告ブログについて
2016年4月(第34回)以降の開催報告の詳細は、下記へ移転しました!
★こちらからどうぞ。《こころLink公式サイト(井戸端カイゴ報告ブログ)へ》
http://www.kokorolink2.jp/14587176176480
★こころLink公式サイトのトップページへはこちらから。
http://www.kokorolink2.jp/
************************************
去る、10月24日(金)の午後、
井戸端カイゴ ~介護職のための情報交換と交流会~
の、第16回目を開催しました!
場所は東別院、「イーブルなごや(名古屋市女性会館)」です。
今回の参加者は4名(後藤含め5名)。常連のみなさんです。
予定より2名少なくなってしまいましたが、なかなか充実していて有意義でした。
************************
さて、まずはいつもの通り参加者の紹介からです。
※男性は○○「氏」、女性は○○「さん」と表記しています。
・A氏。昨年11月から現職(ケアハウス)でもうすぐ1年になります。
介護福祉士の試験を申し込み、オリエンテーションを受けたらもう受かったつもりになっちゃったそうです(Aさん、ちゃんと合格お願いしますよ!)。
・S氏。久しぶりの参加です。小牧の老健で勤務されていたのに、何と今は名古屋の特養にいらっしるそうで。もう既にフロアリーダーを任されているようで、さすがです。
最近、ミステリーツアーで日光へ旅行されたそうです。
・Kさん。現職場は悪くはないのだが・・・とのこと。ご自身の中では何かお考えのようです。
ケアマネの更新手続きの申込みが遅れてしまったとおっしゃっていましたが・・・。
・Hさん。少し遅れて参加です。サ高住の新人ケアマネです。
居宅は初めてなので、施設ケアマネと全然違う、とのことです。
いろんな案件が突然飛び込んでくるらしく、四苦八苦しているみたいです。
■今回出た主な話題は、こんな感じでした↓
**************************
①後藤からです。私事で恐縮ですが、自分自身の仕事に関連して参加者に質問させて頂きました。「施設への看護師紹介を充実させたいと思っているのですが、どう思われますか?」
<参加者の意見>
・看護師は、本当に足りていない。機能訓練加算が取れていない。病院であれば医師の指示で動けばよいが、施設では自分が判断しないといけないため医療関係全般知らないといけない。また利用者本人のみならずご家族の要望も考慮して対応する必要があるため、若い人では難しいかも。それなりに人生経験をお持ちの方でないと・・・。
・私の施設の看護師は、医師の指示がないと病院へも連れていきません。派遣で来てくれている看護師さんの方がさまざまな施設に対応することに慣れているので間に合う場合が多い。大病院で勤務されてきた看護師の方が、いろいろな科で勤務してきているからいろいろと良くわかっている。施設では、65才以上の方とかが多い。
・私の特養では、20代から60代まで5人ほど看護師がいる。介護職員とは全然違いますね。性格が。基本的にキツイ。
【後藤の個人的な意見】
・私は現在、介護職の方と施設とをマッチングさせる、という仕事をメインに行っていますが、施設からは二言目には「看護師いない?」と聞かれます。なかなかお役に立てていないのが現状なので、もう少し看護師の紹介に力を注げると良いと考え、画策中です。
**************************
②食事について。
私の勤務するGHでは、ほぼ全員全介助になってきていて、嚥下状態が悪くなってきている方が増えている。基本、「とろみ剤」に頼らない方針でやっていて、食事に関しては「おから」などの食材でとろみをつけている。でもお茶などの水分はとろみをつけていない。この点、他の施設ではどうなのでしょうか?
<参加者の意見>
・私の経験では、特養・老健どちらも、食事・水分の両方にトロミをつけていました。今の特養もそうです。あまりつけないように気をつけていますが。「ハチミツ程度に」と言われますが、職員によって結構ムラがありますね。ご利用者が少しでもむせると吸引器で吸引しています。これは、ご家族に購入して頂いています。
【後藤の個人的な意見】
・介護のお仕事全てに言えることですが、「職員によってムラがある」、というのが気になります。もちろん、その日のご利用者の状況とか天候とかを見ながら臨機応変に変更していくならいいのですが、「これが正しいの!あんたは黙ってて」的なやり方が蔓延している感じがして、「やりにくいだろうな~」と。
*************************
③休憩時間に利用者の悪口大会。トップが注意するとおもいきや、一緒になって悪口言っている。
<参加者の意見>
・私のところの施設長はさすがにそういうことはしないです。
・悪口は、言ってる人は言っていると思う。
【後藤の個人的な意見】
・ご利用者の悪口。そりゃ時には言いたくもなるでしょうが・・・。ただ、それをとがめるべき施設の長も一緒になってとは・・・。少し悲しすぎます・・・(泣)。
*************************
④認知のご利用者の話。あるときナースコールを連打された方がいらっしゃって、たまたま他の居室で処理に時間を取られてなかなか行けず、しばらく立ってからその方の居室へ。「どうしました?」と尋ねたら、「嘘をついているのかと思って心配だった。職員を分けて見ている。嘘をつく人とつかない人と。あなたは、嘘をつかない人でいてね。」といわれた。そのとき、「ああ、やっぱり認知症でもちゃんと分かっていらっしゃるんだ。何も分からないからと思っていい加減な対応をしてはいけないなあ」と改めて感じました。
【後藤の個人的な意見】
・話がそれるかもしれませんが、前にこんなことを聞いたことがあります。あるおばあさんが認知がひどく、家族も困り果てて、ある施設におばあさんを預けた。しかし、そのおばあさんは実は何もかも分かっていた。家族を困らせないためにわざとそういう態度を取っていたんだと・・・。
*************************
⑤50代男性スタッフへの指導・教育について。
度々注意・指摘をしているが、いわゆる「常識」が欠落しているようで、何をどのように言っても理解されていない様子。例えば業務の優先順位。ご利用者から頼まれたことへの対応は、通常の事務仕事に優先して即座におこなうべきである、という「常識」が通用しない。理解できない。もうお手上げ。本当は、できれば楽しみながら改善していこうと考えていたが、無理でした(笑)。もう、腹が立って腹が立ってしかたないですし(笑)。
<参加者の意見>
・自分のところにも問題職員がいる。60代女性。薬を朝昼と2回飲ませ忘れた。きつく注意したら逆ギレして走って逃げていきました。もうホント、辞めて頂きたい。
・私のところのスタッフも、薬飲ませ忘れて言い訳。で始末書を書かされていました。そのくせ、レクになると途端にそればかりにかかりきりになる・・・。
・どこにでもいますね~。そういう人は(苦笑)
・辞めさせたくても辞めさせられないんですよね、施設側は・・・。
【後藤の個人的な意見】
・確かにどこにでもいますね「問題職員」。悩ましいです。そうです。簡単に辞めさせることはできないんです、残念ながら。もちろん「解雇」を言い渡すことはできるのですが、争いになったときには施設側が圧倒的に不利になるケースがほとんどですから。しかし、どうしても言動が目に余り、何度も指導・教育をし配置転換も試した上でもなお改善しない、ということであれば、最終的には勇気を持って決断せざるを得ないかもしれません。ただし解雇ではなく、まずはじっくり面談した上で退職を勧めることから始めるのがベターですが。
*************************
⑥認知症のご利用者への、施設の対応に疑問が。じっくり話を聴くこともせず、全部施設として禁止事項にしている。そのあたり、施設的な限界があるのかとも思うが、認知症の利用者を単に「困った人」扱いは、いかがなものかと。優しく言うだけでも違うと思うのですが・・・。
<参加者の意見>
・オープンしてまだ日が浅い施設なんですよね?まだ改善できる余地はあるんじゃないでしょうか。
・オープン当初、ベテランがいなかったので、そのような対応になったのでしょうか。
【後藤の個人的な意見】
今までのやり方が施設として「当たり前」になっているようですね。スタッフの方も、最初は疑問に感じていたものの次第に考えなくなって、「これでいいんだ」と思うようになって。
怖いですね~。そのあたりを本当は常に話し合ってお互いチェックし合う必要があると思うのですが、人手不足でそれも叶わないのでしょうか。
「これが当施設のやり方です」って、施設として信念持って言えるのならそれもアリかなとは思うのですが、そうでないのなら、やはり「自分の肉親を預けられる」程度には改善すべきだと思います。そこに言い訳は存在しないと思います。皆さんはどうお考えですか?
************************
■今回の参加者から寄せられた声です。
・他施設の方の色々な情報等が知りたかったため、参加しました。
・今回一番心に残ったことは、利用者さまへの心配りについてでした。
・月1回、施設以外の方と接して他の施設の様子を聞いたり、他の方の介護に対しての考えを聞いて、片寄った考え方にならないようにするため、参加しました。
・他施設での問題や状況などが聞けて、面白かったです。
・どこの施設も、スタッフに対しての問題が多いと思いました。スタッフの経験や資格というより、人間性に問題がある?!
・えん下状態が悪化している方の食形態について困っていましたが、多少ヒントが得られました。
・休日が取れたので参加しました。新しい職場でいろいろ問題が多いと感じ、話をしてみようと思いました。みなさん、いろいろ思うところがあるのは毎度のことですが、どこの職場にもスタッフで困った方がいるんだなあと・・・。
・仕事量の多さと、利用者様に対する接し方のひどさ、引継ぎがきちんとなされていないことで困っています。今回参加して、もう少し注意をしてもいいのかなあと思いました。まだ入職して1か月前後の方が平気でもの申していると聞いて・・・自分も言ってみようかと思います。
・もっとたくさんの人が来て下さるといいですが・・・。
・情報交換のため参加しました。他施設の現場の様子が聞けてよかったです。
■編集後記
参加者が少ないと、やはり話も展開しづらく・・・。
皆さんのお力が必要です。もっともっと参加して欲しいです!!
あと、いつもそうですが結構具体的な話ばかりですので、話をボカすのが難しいです(笑)。
*****************************
★お問合せや参加申し込みは下記まで。
goto●aqua-brain.co.jp (●を@に置き換えて送信してください)
****************************
■次回の開催概要
【日時】平成26年11月28日(金) 13:15~16:30(13:00開場)
【場所】<東別院>名古屋市女性会館~イーブルなごや~(第2集会室)
※前回と会場は同じですが、お部屋が異なります。ご注意ください。
<地下鉄>地下鉄 名城線「東別院」下車1番出口から東へ徒歩3分
<駐車場>49台(30分以上1回300円)
【参加費】500円
【定員】15名
【主催】TSC事務局(こころLink内) 後藤 剛
★こころLink公式サイト