こんにちは。鈴木尚広のベースボールクリニック(TSBBC)です。
「捻りながらの腹筋運動などで体幹を鍛えているけど、パフォーマンスが上がらない…」
それもそのはずです。
身体の構造を無視した運動をしているからです。
むしろ、身体の構造を無視した運動をしていると、身体はどんどん固くなります。
もし、
・効果の高い体幹トレーニングを知りたい。
・野球やサッカーなど、身体を捻るスポーツでパフォーマンス発揮したい。
そのような方は、次の体操を試してみて下さい。
<股関節と腰椎を連動させる運動>
立った状態でも座った状態でも構いません。
身体を左右に捻ってみて、捻りにくい方を決めて下さい。
例えば、右に捻りにくいとしたら、
右に重心をかけて、左のソ頚部(脚のつけ根)を触る。
これで右に身体を捻ってみて下さい。
いかがですか?
捻りやすくなったかと思います。
ソ頚部には、股関節と腰椎をつなぐ唯一の筋肉である大腰筋があります。大腰筋は回旋の作用もあり、左の大腰筋が働けば、腰椎は右回旋しやすくなります。
しかもインナーマッスルの1つでもあるので、この筋肉が働くことで他の筋肉の余計な緊張は落ちやすくなります。
このようなことを無視して、体幹トレーニングを行って腹筋の筋力が上がったとしても、身体を固めるだけで、運動パフォーマンスは上がりません。人によっては腰痛を引き起こします。
ですので、身体を捻るスポーツでパフォーマンス発揮したいのなら、
1、立ったまま、そけい部を触る。
2、そのまま左右に身体を捻る。
これらをやった後に、体幹トレーニングをやることをオススメします。大腰筋が少しでも効いた状態でのトレーニングになるからです。
<更に運動パフォーマンスを上げる方法>
股関節と腰椎をつなぐ大腰筋が主体の回旋は重要です。
それに合わせて、胸椎の回旋が必要になります。関節の構造上、腰椎より胸椎の方が回旋がしやすいのです。
ただし、胸椎には肋骨がついております。この肋骨の動きが悪いと、胸椎の動きを妨げてしまいます。
妨げる要因はいくつかありますが、代表的なものに、大胸筋などの表面の筋肉があります。
この表面の筋肉を使い過ぎていると、その深部にある横隔膜や肋骨と肋骨の間にある肋間筋が働きにくくなり、肋骨の動きを制限してしまいます。
次の簡単なワークで横隔膜と肋間筋の動きをおり戻しましょう。
・身体の前面の肋骨と肋骨の間をなでる。
・身体の側面の肋骨と肋骨の間をなでる。
・手の届く範囲で良いので後面もなでる。
*撫でる時は、ゆっくり丁寧に行った方が筋肉は反応してくれます。
終わりましたら、胸の前後左右が全体的に膨らむように呼吸を3回行ってみて下さい。
呼吸をしたら、身体を捻ってみて下さい。
更に捻りやすくなったかと思います。
肋骨の動きが出て、本来回旋がしやすい胸椎が動きやすくなったからです。
それに合わせて、インナーマッスルである大腰筋と横隔膜が使いやすくなったからです。
この2つの筋肉は、胸椎12番でつながっています。この2つが連動することで、インナーマッスル主体の動きが可能となったのです。
仰向けに寝た状態で身体を捻りながら行う腹筋運動は、筋肉の量を増やす意味ではとても大事です。
それに合わせて、今回ご紹介した身体の構造を踏まえた体操も合わせて行ってみて下さい。
そして、身体の変化を感じたなら、周りの方にも伝えてあげて下さい。一緒により良い身体の作り方を広めていきましょう。
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