ハリポッター全作動画と7作目までのストーリー•感想 | 坂本龍馬(野球、ラグビー、映画、筋肉)ブログ

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 ハリー・ポッターシリーズ7作目までの全作品について、所感をまとめてみたいと思います。

 

 


 

 

(1)ハリー・ポッターと賢者の石

 

 

 ハリーポッターシリーズ、面白さについては言うまでもありませんが、児童小説・ファンタジーであるにも関わらず、物語のスケールの大きさ、重厚さ、緻密さが凄いですね。原作に忠実であることに徹した点は、イギリス人ならではというところで、これがシリーズ大ヒットに必要な要素でもあったんだと思います。物語としては、児童小説が原作なので元は子供向けファンタジーだとしても、十分大人も楽しめる作品で、もっと表現を変えると、大人だからこその楽しみ方、子どもならではの楽しみ方、がある作品です。個人的には、英語が鮮明で、子供が使う英語が多いので、英語の勉強(ヒアリング)にも最適です。ハーマイオニーの「Never bettre(最高よ)」はイギリス英語ならではですね。

 

 

 小説・映画としても全世界に支持され、興行成績を考えても、歴史に残る作品ですが、意外にも、「見たことが無い」「見たのはこの第1作のみ」という方がいらっしゃいます。その理由を考察してみましたが、物語の壮大さ、重厚さ、描写の緻密さが、1作だけでも結構長めの作品(平均2.5時間)が今後8作も続くという事がかえってプレッシャーだったり、取っつき難さを感じてしまったりしてしまう場合もあったのではないかと考えました。

 

 が、いったん手を出すと止まらなくなる面白さが、このハリーポッターシリーズにはありますね。どんな人気作品でも人気作品だからこそのアンチもしくはいるもので、ハリ・ポッターも同様だと思いますが、あまり批判的な声を聞いたことがありません。

 

 緻密さといえば、様々な場面の描写が絶妙でした。

 

・ダイアゴン横丁
・グリフィンドール寮

 

・メインホール(兼食堂)
・図書館での場面
・クィディッチ

等々ですね。その他、重厚な中世にタイムスリップしたかのような建物、ホウキに乗って空を飛び回る浮遊感、魔法によって人や物が変身する描写、魔法を学校で学べる事による親近感、これらの要素が、ファンタジー性や独特の世界観に、より厚みを持たせているんだと思います。

 

 物語性としては、第1作は児童小説そのものです。これからの展開と比較すると、第1作は極めて平和な中でのドキドキや騒動という感じで、起承転結の起の前半といったところです。それでも(この第1作だけでも)、ファンタジー映画としては十分楽しめます。

 

 シーンの中では、ハーマイオニーが女子トイレで泣いていたところ(ロンの自分への悪口を聞いて)、怪物トロール侵入の知らせを聞きそびれ襲われるという場面がありましたが、トイレでのエピソードは第2作以降でもあり、ハリーポッターシリーズはトイレが結構重要な場所だったりします(笑)

 あとマクゴナガル先生が仕掛けた巨大魔法チェス、ユニークでしたね!

 

 主役3人については、最近の作品を見た後に改めて第1作を見ると、初々しいというか、とにかくかわいいです。(特にハリーとハーマイオニー)。あと、シリーズ通して、演出はデイヴィッド・ヘイマンなんですね。作品毎に多少雰囲気が異なるところがありながらも、シリーズの統一感が保たれている理由が分かり納得です。

 

 


 

 

 

 

(2)ハリー・ポッターと秘密の部屋

 

 

 何と言っても、屋敷しもべ妖精のドビーが印象的でした。彼の動きと話し方は笑いを誘い、魅力たっぷりでした。今後の活躍を予感させました。また今回、ルシウス・マルフォイが登場!敵役として、存在感ありましたね。
 

 

 第2作では、ややシリアスな話が増えてきます。が、続編で描かれる物語の後半に比べたらまだまだ平和で、起承転結の起の後編~承という感じです。ただし、ストーリー、演出、音響、特撮、アクション、意外性等、第1作を超えていると思いました。


 心温まったシーンとして、蛇語が話せる事がバレて、スリザリンの継承者ではないかと噂が広まってしまい、自らを邪悪な存在ではないかと悩むハリーに、ダンブルドア校長が言葉をかけた場面ですね。あと余談ですが、ダンブルドア校長の配役、ハリー・ポッター初期と中期以降では異なることを最近知りました(殆ど気になりませんでした)。






(3)ハリー・ポッターとアズカバンの囚人

 

 第3作は、ホラーファンタジーという印象です。ディメンターは怖さ満点でした。

 

 あと第3作は展開が早い中に色々な背景が盛り込まれているので、しっかり理解しながら見ていないと、登場人物の関係性、出来事の背景、終盤のどんでん返し等、理解できない箇所がでるのではないかと思います。かくいう私も、2回見てようやく理解できましたので・・・とはいってもこれはこれで面白いです。少し雰囲気が異なる要素が盛り込まれたということで良いと思います。

 今回は、シリウス・ブラックとリーマス・ルーピンが今後の重要人物として登場しました。あとは、ピーター・ペディグリュー。あと、第1作から活躍のハグリッドが、魔法生物飼育学の教授に就任!

 様々な魔法、道具、動物、植物等の描写は相変わらず素晴らしいですね。忍びの地図と逆転時計は便利な道具です^^

 

 


 

 

 

(4)ハリー・ポッターと炎のゴブレット

 

 

 第4作は個人的には最も回数を見ている記憶があります。それだけインパクトがあったんだと思います。

 

  

 学園青春ドラマは前作まで以上にふんだんに盛り込まれていて、欧州魔法学校3校対抗戦もその盛り上がりに花を添えました。ところが、おどろおどろしさやホラー性はシリーズでは最大で、物語終盤ではシリーズで初めての悲劇もあります。特に今作は、多くの事がこれでもかと盛り込まれていましたね。「原作の忠実な再現のために映画の時間に多くの事が盛り込まれすぎ」という批評も一部ありますが、個人的にはシリーズ通してのこういう盛沢山は好きで、ハリー・ポッターシリーズの魅力でもあると思います。第4作は、起承転結のうち、前半~中盤が承で、終盤になり転になるという感じです。

 

 主役たちがだんだん大人になり始めてきたので、ハリーの初恋(相手チョウ・チャン)、ハーマイオニーが素直になれず好きでもない相手とダンス・・・恋愛模様も描かれていますが、こういうのも良かったです。あと、対抗戦のためにホグワーツに集まってくるボーバトン校、ダームストラング校の登場シーンは音楽等も含めて結構気に入ってます。冒頭のクィディッチW杯演出もなかなかでしたしね。魔法の演出も迫力ありました。

 


 

 

 

(5)ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団

 

 

 最新作の「死の秘宝 PART1」を見るために、急いで見ました(個人的には、前作以降暫く見てなかったんでした)これまでの作品以上に多くの要素が盛り込まれているので、ついていくのは大変でしたが、大体分かりました。が、細かいところで見逃している箇所があるので、近いうちにもう一回見ます(笑)

 

 

 第5作でも新たな登場人物が増えます。

 

ルーナ・ラブグッド(不思議ちゃんという感じの女の子)、ドローレス・アンブリッジ(意地悪で性悪の魔法省の魔法大臣上級次官)、共に今後の話の鍵を握りそうです。

 ダンブルドア軍団(本当はハリー軍団)、いいですね。これまでのハリーは、同世代の本当の仲間としては主役3人の付き合いに留まっていた感じですが、今作で一気に同世代の仲間が増えました。あと、シリース初といってもいい、本格的な魔法使い対魔法使いの魔法対決は迫力があり、格好良かったです。これまでの重要人物が全て終結するという意味でも、第5作のクライマックスですね。第4作でシリーズ初めての悲劇があり、この第5作でも更なる悲劇があり、物語全体としての大きな転換点があったことを考えれば、この第5作は完全に起承転結の転です。

 スネイプ先生・・・実を言うと過去の因縁があったんですね。こういう因縁が、その人の考えや生き方に影響を及ぼされてしまうということについて、気持は凄く分かります。

 

 

 


 

 

 

 

(6)ハリー・ポッターと謎のプリンス

 

 

 これも最新作「死の秘宝PART1」を見るために急いで見た作品です(ご多分に洩れず、、近いうちにまた見ます)。これまでの作品と同様、出来事・イベント・感情の起伏が盛り沢山という感じですが、シリアスさ満点で、ロンドンの町が壊れたりと、こらまでと雰囲気が少し変わってきているようです。様々な批評を読む限りでは、映画では描ききれていない重要な背景が多くあるようなので、原作をしっかり読まないといけないとは思いました。但し、この、映画を見るだけでも、ウォルデモートの若かりし頃や強さの秘密、ダンブルドアの使命、ハリーの両親とシリウス・ブラックの過去等が分かり、これまで謎だった事が一気に繋がります。
 

 

 ドラコ・マルフォイ、闇の力に利用され苦しんでいる姿は、可哀想でしたね。中盤まで女子に色目を使ったり恋愛を楽しんでいたハリーとは対象的です。 ヴォルデモートの弱点が分かったシーン、教科書を書いた半純血のプリンスの正体が判明するシーン、最重要人物の1人についてシリーズ最大の悲劇があったシーン、終盤のこのあたりで一気に雰囲気の転換と感情への激しい揺さぶりがありました。物語全般としては、起承転結の転から結に移っているというところです。

 

 ハーマイオニーの「襲え」の魔法や、ロンのホレ薬事件、薬で覚醒させられたロンのクィディッチでの活躍、ウィーズリー兄弟のいたずら専門店、等のシーンはダークな雰囲気が多い中でホッとできる面白い場面ではありました。ロンの行動によりハーマイオニーが泣いているシーン、やはり女の子なんですね。最後は元に戻れて良かったですが。

 

 

 


 

 

 

 

 

(7)ハリー・ポッターと死の秘宝PART1

 

 

 冒頭から緊張感溢れるシーンとダークな雰囲気が一杯で、いつもの、爽やかな学園ドラマもなければ、いつものテーマ曲も流れません。物語が一気に終盤に向かっているのでしょう。あとは終始逃げ回っている印象が強く、悲壮に溢れている感が強かったですね。

 

 

 これから見る方が多いので、現時点ではあまり書きませんが、分霊箱を探す旅に出かける3人の絆に注目といったところで、ベタではありますが、心温まるシーンがいくつかあったと思います。

 

 

 それにしても3人の主役、今ではもう立派に男と女ですね。特に、ハリーは本当に頼もしいです。この映画の歴史を感じてしまいました。

 

 

 映画の終わり方は中途半端ではありましたが、、伏線が散りばめられた上で、「死の秘宝PART2」に向けて、クライマックスと大円団の一歩手前まで(マラソンでいうと競技場に入る手前まで)走る、という感じで終われたという意味では、良かったと思います。

 

 

そして最終回...



(7)ハリー・ポッターと死の秘宝PART2

 

 

 

 


  

 

 

 

 


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