煌びやかな未来世界で人類が最先端技術によりあり得ない長寿を獲得した代償は?映画レポゼッションメン | 坂本龍馬(野球、ラグビー、映画、筋肉)ブログ

坂本龍馬(野球、ラグビー、映画、筋肉)ブログ

メインテーマは野球、ラグビーを中心としたスポーツと映画です。

サブテーマとして、トレーニング、筋肉、書籍。ドラマ。料理のことを記事として掲載しております。


見終わった後は強烈なインパクトが心に残りました。
未来を描く映画です。記事最後にほんの少しだけ書いた主人勝利後の大どんでん返しも、どんぴしゃりな内容でした。





【作品概要】

 近未来。世界経済は破綻し、世界各地で戦争が続く中、人工臓器が開発され、人間の寿命は長くなっていた。供給元のユニオン社は心臓や腎臓、肝臓から眼球や鼓膜、膀胱まで様々な高価な(商品により20~80万ドル位)“商品”を、一括支払を選択できない人たちに、高利ローンで売りさばく。購入者のローン支払いが一定期間滞った場合は“レポゼッション・メン(レポ・メン)”が債務者から手際良く、そして情け容赦なく人工臓器を取り立てる。それは時に債務者の死を意味するが、全ては合法的に行われていた。

 その昔、レミー(ジュード・ロウ)は幼馴染であり親友のジェイク(フォレスト・ウィテカー)と共に軍隊を辞めた後、ユニオン社に就職し、レポ・メンとなる。軍隊の時に身に付けた戦闘秘術により、常に冷徹に仕事をこなし、凄腕のレポ・メンとなってボス、フランク(リーヴ・シュレイバー)の信頼を得ていた。しかし妻からはレポメンをやめて販売担当になるよう強く言われていて仕事に対する迷いもあった。

 ある日、大ファンでもあったミュージシャンT・ボーンの取り立てをしなければいけなくなった。葛藤しながらも、人工心臓を停止させる電気ショック装置を仕掛けたところ、装置がショートし、レミーは吹き飛ばされて気絶する……。彼が病院のベッドの上で目覚めると、ユニオン社の高価な人工心臓に繋がれていた。自分が債務者になるのを断固拒否しながらも、自分の心臓は既に使い物にならなくなっているため、サインして手術せざるを得なかった。

 手術後まもなくレミーは回収の仕事に復帰するが、いざ取り立ての段になると手が震え、メスを振るえない。成果を上げられぬまま時は過ぎて支払いは滞り、遂には「6日後回収に向かう」旨の最後通告が届く。見かねた親友のジェイクがお膳立てしてくれた30分延滞分の支払いができる報酬が得られるという簡単で大量の回収作業さえ、レミーはやり遂げられず、仕事を放り出す。その場所でドラッグの禁断症状で倒れていた美人のクラブ歌手ベス(アリシー・ブラガ)を救う。ベスは10個の人工臓器を持ち、その代金を払えぬまま逃亡生活を続けていた。互いの苦境に共鳴し、惹かれ合う。二人は廃墟に潜み、ユニオン社からのレポ・メンも撃退。

 生きるための策を練るレミーとベスだが、ユニオン社の追手は迫り、一緒に潜んでいた債務者は次々と殺害されいく。かつての親友ジェイクににさえ追われ、「何をしても逃げられない」と悟ったレミーとベスは全てを清算するためにユニオン社に潜入する・・・。

原題: Repo Men

監督: ミゲル・サポクニック
原作: エリック・ガルシア(「マッチスティックメン」)
製作: メアリー・パレント、スコット・ストゥーバー
キャスト:
ジュード・ロウ(「シャーロック・ホームズ」「マイ・ブルーベリー・ナイツ」「ホリデイ」「リプリー」)、フォレスト・ウィテカー(「エクスペリメント」「ラストキング・オブ・スコットランド」「フェイクシティある男のルール」「バンテージ・ポイント」「パニック・ルーム」)、リーブ・シュレイバー(「ソルト」「ウルヴァリンX-MEN ZERO」「リプリー」)、アリシー・ブラガ(「プレデターズ」「「アイ・アム・レジェンド」「正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官」)、カリス・ファン・ハウテン

配給: 東宝東和
2010年アメリカ・カナダ(111分)

【所感】

 前に見たことがあるような構成・設定で、またあり得ない設定や突っ込み所はいくつかありますが、ハラハラドキドキの面白い演出でした。テーマ的には身につまされますが・・・。

 見所はアクションながらも、「医療や人の命を金儲けに決して使ってはいけない」「生命とは何なのか」というメッセージ性があります。現実世界でも最先端の医療が発達しているアメリカですが、日本のように健康保険は発達していないので、感覚は違うのでしょう。盲腸の手術さえかなりお金がかかりそうですしね。また、住宅ローン延滞の際の強制執行に警察が同行するような国で、日本の民事不介入とはまるで考え方が違うのだと思います。日本は日本で最先端の医療技術や薬が既得権益の関与によりなかなか導入されないという別の問題はありますが、日本の健康保険制度には感謝しなければいけませんね。

 メッセージ性やテーマはさておき、スローモーションを使った格闘シーンは素晴らしかったです。特に主人公のレミーが追われる身になった後は、1人で多人数を倒すシーンがあったり、感情移入もしやすいので、見所です。パートナーの女性役ベスも結構戦います(笑)。音楽もアクションシーンとの合わせ方が良かったと思います。また問題の人工臓器回収シーンは、それ程重く残酷に描かれていないので、意外にエグい感じではなく普通に見られると思います。

 こういう映画に欠かせないのは主人公の演技で、ジュドー・ロウとアリシー・ブラガーの配役にマッチした名演技が微妙なテーマの映画を面白くしたのだと思います。フォレスト・ウィテカーの表情も良かったです。


起: 人工臓器回収人

承: 移植された人口臓器

転: 夢と現実の世界

結: 歪んだ愛情


   実はこの映画のストーリー、起承結のの前半で、主人公側のサクセスストーリー、万事解決となったのも束の間、とんでもない大どんでん返しが待っています

  主人公側、主要人物達が残酷な死に方をするとかではないですし、実際に死にません。またヒロインのベスが裏切るとかでもありません。更に、人工臓器が夢物語や想像の世界だったとかいうありがちなつまらない話でもありません。人工臓器と滞納者への取り立ては、この映画の世界では確かに存在します。

    ある意味、主人公達及び主要人物達はだれ1人不幸な結末になっていないという見方もできます。ここから先は完全なネタバレになるのでやめておきますが、未来技術が関与するとだけ言っておきましょう。


 臓器回収というテーマよりは、レミーとベスの愛情及びレミーとジェイクの友情というより歪んだ愛情が前面に出た映画だと思いますが、テーマも含めて、インパクトがありかつ心に残る映画でした。

    大どんでん返しと書いた結末の演出は、寧ろ細かな箇所の違和感や突っ込み所を払拭するものではありましたが、暗澹たる気分にはなってしまいます。現実は甘くないということでしょうか。健康に生きたいものです。




以下、予告編動画と出演者コメントを含めた特別映像も是非ご覧になって下さい☺️



Perfect Suit FActory(パーフェクトスーツファクトリー)管理栄養士監修の手作り宅配健康食『ウェルネスダイニング』簡単・時短!管理栄養士監修の料理キット『ウェルネスダイニング』宅配健康食ウェルネスダイニング!管理栄養士監修の『ベジ活スープ食』 ミュゼプラチナムマキアレイベル 薬用クリアエステヴェールLpLpヘアカラートリートメント酵水素328選もぎたて生スムージー