「JABULANI」とは、ワールドカップ開催国である
南アフリカ共和国 の公用語 のひとつ・ズールー語 で「祝う」「祝杯」という意味である。
天候に左右されないキックの安定性を得るため、
表面皮革パネル数を2006年大会 使用球「チームガイスト 」の14枚から
6枚減らして8枚としている。またこの皮革には特殊なデザインが施され、
これを 組み合わせることにより「より完全な球体」へと近づけることができたという。
さらに表面上には濡れた際の滑りやすさを抑えるための凹凸が施されている。
こ れにより「無回転シュート 」のボール変化は通常より大きくなるとされ、
さらにワールドカップが行なわれる南アフ リカでは試合会場の多くが
標高1000m以上の高地にあることから、気圧によって特にロングキックや
ミドルシュートにおける伸び・変化はさらに大きくなる と指摘されている。
表面には11色を使用したデザインが施されている。この「11」という数字には
- 11番目のワールドカップ公式球
- 南アフリカの公用語の数
- サッカーの1チーム辺りのプレイヤー数
が込められている。
前述のワールドカップの他、2010年のJリーグ
や
ドイツ・ブンデスリーガ 2009-10(シーズン後半のみ)、
同年の東アジアサッカー選手権
の公式試合球としても使用される。
ジョブラニ
Adidas Jo'bulani
ワールドカップ決勝戦ではカラーリングを黄金色とした特別仕様の試合球
「JO'BULANI(ジョブラニ)」を使用することとなって
いる。
黄金色としたのは決勝戦の地・ヨハネスブルグ の愛称「シティ・オブ・ゴールド」に
因んだ事やこの色がFIFAワールドカップトロフィー の色でもあることを理由とし、
ネーミングは「ジャブラ ニ」とヨハネスブルグの頭文字「JO」を掛け合わせた、としている。
