最近、大企業の複業人材募集がニュースになっていますね。
少し前ではライオンさんの復業人材募集が日経に取り上げられ、
Yahooさんでも新聞広告に採用広告を掲載して、ハッシュタグキャンペーンも行い、
復業人材獲得に乗り出している。
ライオンさんは新規事業人員。(記事)
ヤフーさんは事業戦略人員。(記事)
高スキル人材、ある程度の実績のある人であればおそらく年収1000万以上のハイスペックな人員です。
そういう人は、普通の採用ページからなかなか入ってきません。大体、人材紹介経由です。
人材紹介だと、少なくても年収の30%〜、時には50%紹介フィーが取られます。
ハイスペックな人ほど人材獲得の費用は高額なので、ハイスペックな人を安く大量に獲得(部分的にでも)できるこの採用手法はマジカル。
しかも、Yahooさんは一人月5万円(5時間)✖️3ヶ月とフィーも決めていて、ここの交渉コストが無し。
ここを明確にしているのがポイントですね。
3ヶ月5時間の復業から、お互いにフィットすれば次のフェーズは時間を増やしても良いでしょうし、転職する可能性もあるかもしれません。
ハイスペック人材の部分的インターン、と考えるのが近いでしょう。
まさに、私が最近実験している、CxOインターンもこのような感じです。
お互いに、1ヶ月10時間も入れば、大体の経営課題やアプローチ、相性が見えてきます。
ここに書いていますのでご参考まで。
ヤフーさんにおいては「100人採用」という数字インパクトでメディア効果も絶大、
きっと大変であろう入社前事務処理(面談含む)も、一人一人対応していたら処理も相当大変だけれど、一気にたくさん同条件で処理すれば、処理のコスパもよくなる。
復業から採用に繋がるかは分かりませんが、そのテストとしても良いと思うし、
何より外部からトップ人材が入ってきたら、例え1ヶ月5時間出会っても社内に相当な刺激が走ると思います。
私は現在、新しい働き方をトライ中で、複数社でフルリモートにてお手伝いをしています。
今回、ライオンさんもYahooさんも応募しています。
ちょうど事業プロデューサー、事業戦略という私の専門のポジションだったので
ハイスペックポジションの外部人材募集は、公開されて募集されることが少ない(と思う)のでレアです。
ニーズはあるがしかし、おそらく経営コンサルの人が高単価で取りにいっているポジションなのだと思います。
応募者の私の視点からすると、アセット豊富な大企業で今までのベンチャー経験を活かしてみたいと思うけれど、
きっと巨大企業はスピード感やカルチャーが合わないだろうから、入社の選択肢には入らない。
でも、入社しなくても良いなら、いろいろなしがらみも気にしなくて良いし、お仕事自体は面白そう
ヤフーさんの場合、報酬で見ると5時間で5万円と金額自体は少額ですが、5時間でいいんだというライトな範囲であること、そして自分のスキルを売るための報酬というより、エキサイティングな経験をインプット/アウトプットする機会と捉えているので、必ずや自分の成長につながります。
そこに集まる外部人材はもっと魅力的なはず。そういうコミュニティに属したい興味がある。
新しい働き方、せっかく門が開いているならチャレンジしない理由はない
選ばれなくても、失うものはありません。
ご縁、相性ですから。
どのように進めていくかのプロセスも興味津々なので、また続報したいと思います。