【異例】これはまずいのでは!?スルガ銀行が大幅に貸倒引当金を積み増し(2) | 不動産投資で人生を自由に豊かに描く!「ライフデザイン実践会」

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わたしはど素人からスタートとして5年で家賃収入1500万円を達成し、2012年9月サラリーマンを卒業しました。ライフデザインの手段として不動産投資は最適です。不動産投資のノウハウや有益な情報や人生を豊かに描く方法をどんどんシェアしていきます。


◆最悪は経営破綻する危険も!?

前回の記事では、スルガ銀行が6月6日、
上場企業としては異例となる、
決算発表後の修正発表について記事を書きました。


融資の焦げ付きを懸念する貸倒引当金を積み増し、
純利益が前年に比べて「426億円 → 69億円」も減少。


【異例】これはまずいのでは!?スルガ銀行が大幅に貸倒引当金を積み増し(1)


しかも、その内容を細かくみっていくと、
「ちょっとまずいのでは・・・!?」
と思える内容だったのです。


スルガ銀行の収益構造が完全に崩れ、
危なげないと思っていた基盤すらも壊れ、
最悪は破綻する危険すらあると思うほどです。


なぜかというと・・・



◆貸倒引当金の中身をみると・・・

貸倒引当金の中身をもう少し細かく見ていくと、
「一般貸倒引当金」「個別貸倒引当金」とに分かれます。


「一般貸倒引当金」は、破綻懸念先として、
保険のような意味合いも含めて、
貸し倒れに備えておくための引当金です。


この「一般貸倒引当金」が、
一気に200億円以上も増えています。


しかも、シェアハウス以外の引当金を、
修正前「5億円」 → 修正後「160億円」
にも増やしているのです。

ものすごい増加です・・・(汗)


シェアハウス投資以外にも、
報道の通り、中古1棟マンションにも飛び火し、
一気に影響が出てきたことが伺えます。



一方で、「個別貸倒引当金」は、
破綻または実質的に破綻している先に対して、
債務者ごとに計上される引当金です。

つまりすでに焦げ付いている融資先です。


その個別貸倒引当金が「120億円」もあるのです。

そのうち、すでにシェアハウス投資先だけで、
約115億円が焦げ付いていることになります。


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(2018年6月6日スルガ銀行「短信の訂正について」より)




◆私が「まずい」と思った理由

あれだけの収益構造を誇ったスルガ銀行が、
「これはまずいのでは・・・!?」と思った理由は、

現在の状況と危険性をスルガ銀行の上の人たちが、
まるで理解&把握していないことです。


5月に一度出した決算を、
1ヶ月後に慌てて修正したことからも分かります。

しかもその額の増え方が異常です。

 

そもそも上場企業が、
確定した決算として公表した内容を、

下方修正すること自体が異例中の異例です。



もし最初から把握しているのでしたら、
最初から組み込んでいるはずなのです。

修正などする必要はないはずなのです。


しかも、シェアハウス投資への融資焦げ付きだけでなく、
それ以外の融資の全体像と危険性を、
まだ把握しきれていないのではないかと思われるのです。


シェアハウス投資以外への引当金を増やしていますが、
「そんなもんでは済まないのでは!?」というのが、
現場にいる私たち不動産投資家の感想ではないでしょうか。


楽待コラムの動画に登場する女性のように、
型にはめられているサラリーマン投資家の数は、
シェアハウス投資「1258名」の何倍もいます。


5月18日「【驚愕】スルガ銀行が公開したシェアハウス投資への融資の実情


全員が全員、破綻する可能性があるわけではないですが、
最近になればなるほど、
スルガ銀行で融資を受けた人は危うくなります。


こうした実態を、スルガ銀行の上の人たちが、
いまだに把握していないようでしたら、
本当にまずいなと思います。



◆スルガ銀行の株主総会はどうなる?

スルガ銀行の株主総会は、
6月25日(月)に行われると報じられました。


~ 記事抜粋 ~

スルガ銀 株主総会28日に

 株価の急落で株主総会は荒れそうです。シェアハウスを巡るずさんな融資問題で揺れるスルガ銀行は、定時株主総会を今月28日に開くと発表しました。投資用アパートなど不動産向け融資全般に問題が拡大し、今年1月上旬に2,500円を超えていたスルガ銀行の株価は、直近では1,100円を切っています。株主総会は米山明広社長など経営陣への批判が株主から相次ぎ、紛糾することが予想されます。

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(モーニングサテライトより)

~ ここまで ~


金融庁の立ち入り検査の結果や、
第3者委員会の調査結果などの公表はあるのでしょうか!?


いずれにしもて株価は、
今年1月17日を境に急降下し続けています。

1000円を切って、3桁になる可能性もあります。


株主総会では、先日の決算発表後の記者会見よりも、
鋭い指摘があることでしょう。

大荒れの株主総会となりそうです。。。