私がのだめカンタービレを知ったのは、連ドラの放送から二年という月日が流れた後でした。
それまでは、クラシックのクの字すら知らなかった私。
その私が毎年、2.3回、クラシックのコンサートに足を運ぶようになったのですから、これは運命的であり、心が豊かになる趣味を運んでくれたのだめには格段の思い入れがあります。

先日も、わが町の市民オケ、定期演奏会へいってきました。
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今回の目玉は何といっても、マーラーの5番、アダージェットです。
よく、映画の挿入曲にも使われていますが、この曲を聴くと脳内では雨に濡れながらバックを握りしめるのだめがもれなく現れてくる。

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後編では、千秋に、

のだめのこと好きですか。
ずっと、一緒ですよね。

のかすれた声にならない声が耳に残って離れませんでした。
そのバックにかかっていた曲、アダージェット。

曲を聴くとその情景がぱっと浮かぶのは、やはり、五感がいち早く働くからでしょうね。 気持ちを集中すると、匂いまでたちこめてきそう。

のだめカンタービレのカンタービレの語源は、

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映画前編での、ポンヌフ橋での、カンタービレの語源を話す時の2人にはうっとりでしたね。
いつもはすれ違いや相入れない何かが常にある2人が、この時は音楽にきちんと向かうことでお互いしっとりと普通のカップルになっているのが、見てて嬉しかったし、千秋のみなぎるような情熱を側で支えるのだめの柔らかな包容力すら感じられてキュンキュンしてました。

この時のバックにかかっていた、
エニグマのニムロットは、胸の底からぶわぁっと感動がやってくる感じです。 やる気のスイッチをぐっと押してくれかのような、美しいシンフォニー!何度聴いてもたまりません(^^)

以前、有名なオケでベートーベンの3番を聴いたんですが、第一楽章で感動して、後は眠りの境地に入ってしまったことがあるんです(^◇^;)
でも、その時のアンコール曲が、ニムロットで(T_T)(T_T)(T_T)
泣きそう。 一瞬にして空気を変えちゃうんですよね。
その時も、ベンチに座る2人の姿が客席から見えたんです。

樹里さんとクラシック音楽って似てるなぁと以前、ブログに書いた記憶があります。
ずっと前から存在しているのに、色褪せない普遍的な音楽。
まるで、人間の感情を乗せたかのようなダイナミックであり繊細な曲調。
そして、大小様々な楽器がひとつとなってハーモニーを奏でる感動。

ハーモニーは置き換えて、ひとつの映画を撮る現場だと考えるなら、映画作りもオーケストラみたい。
樹里さんの芝居は、ご自分の五感をフルに使って体当たりで中に入り、役を生きてある。
行き当たりばったりの芝居のようで、実に考えられた芝居であり、練られた演技。
それを素のように見えたり天才ゆえの天賦の才能だと一言でかたずけられるほど簡単じゃなかったはず。
自分と真逆な役さえも、自分の中に消化し自分のものとして現す作業を、どれだけの努力を惜しまずやってきたことだろう。
だからこそ、樹里さんの芝居は時間がたっても色褪せることなく、何度繰り返して見ても飽きることのない感激と感動を運んできてくれるんですね。

のためでピアノを教えた先生談として、樹里さんは形やテクニックからは入らなかったそう。
曲調を聴いて、感情で音楽を感じ、のだめの心境にあわせて演奏スタイルを作っていかれたそうです。
その樹里さんの感じ方、曲へのアプローチの仕方は、プロのピアニストのやっていることと同じだったそう。
そして、樹里さんのことをアーティストだとも語ってあったのが印象的でした。

私も何度見ても、のだめの演奏シーンは大好き。
たとえ、弾きフリで音は出ていないかもしれないけど、ちゃんとのだめとして楽曲を自分のものとして体感されてあった。
だから、あんな感動が待っているんですね。

のだめに関しては語り尽くせないものがあります。
そんな今日!実は、美容室はお休みの日です。で、仲間4人が集まって、のだめカンタービレ検証会なる、真夜中のだめ会を開催します*\(^o^)/*

なぜ、真夜中のだめ会のネーミングかというと、のだめと千秋の2人の関係を紐解いていくと、色んな説がありw
ちょっとここだけの話よね!の話もあるので、ネーミングをこれにしました。 いつか、この時の模様は、書ける範囲内でレポートします!

私にとってのクラシックは全てのだめから。本当に素晴らしい作品をありがとうです。
そして、今日はワクワクドキドキです。 楽しみだぁ~*\(^o^)/*



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