朝起きてすぐにする事はラジオをつけること。そして、FMから流れるクラシックを聴いて一日がはじまる。
こんな風に書くと、なんて高尚な優雅な趣味だ、なんて思われるかもしれないけど、数年までは全然(^◇^;)
興味も何もなかった。と、いうか眠くなるし、どれを聴いても同じに聴こえるし。 その私がクラシックに対する興味をくれた作品は、もちろん!

「のだめカンタービレ」

のだめによって、クラシックの魅力に目覚め、4年の間に10回以上コンサートホールに通う事になった。
テレビでも今はないN響アワーを楽しみに聴いていた。

先日、らららクラシックで流れていたのは、ベートーヴェンのピアノソナタ
31番。 ベートーヴェンの後期の三部作の一作で、のだめ後編でのだめの苦悩と成長がわかる作品。
初めて聞いた時になんて美しい曲なんだと思った。でも、その分、のだめの心境がよぎり切なくなってくる。
音楽って、曲を聞けば瞬く間にその思い出の光景に戻れるし、想い起こさせるもの。 ベートーヴェンは主題である、ベト7も好きだけど、1番好きな曲は31番。
クラシック全般から選ぶと、チャイコフスキーが好き。
これはのだめの監督である武内監督も大好きなんだそう。
のだめに使われた楽曲を選ぶポイントは、メジャー過ぎずマニアック過ぎずだったらしい。 流石だな!
のだめは様々なクラシック曲がある時は主題である時は挿入曲で全編に渡って流され続けていた。
そのひとつ、ひとつを調べて聴いていくとなんだか癒されるというか心が広がっていく感じがする。
そして、のだめの登場人物の心情にクラシックが見事にマッチして相乗効果で盛り上げていた。

♪ ベト7は連ドラ最終回の涙が止まらない千秋の顔が忘れられない。
本気で感動し、力を出し切った玉木さんに惚れたなぁ。

♪ ラフマニノフピアノ協奏曲2番
千秋の色っぽさもさることながら、この曲のドラマティックさに脱帽!
初めて生で聴いた時は泣けてしょうがなかった。
のだめとの連弾もすごく良いシーンだし、ホタルのだめが健気でかわいい。
これぞ、萌えカットですね。

♪エニグマ ニムロッド
宇宙の調和~カンタービレの語源のシーンは前編で最も好きなシーン。
この時の2人がお似合いすぎてうっとり。普段はお互い素直にならないのに、しっとりと落ち着いて穏やかな2人が見れる貴重なシーン。
この曲はまさに宇宙と響きあっているような雄大な曲。

♪マーラー交響曲5番4楽章
アダージェット。
もうね、のだめがパリの街をとぼとぼ歩く姿しか思い出せない。
あの歩く樹里さんを見てやっぱりすごいなぁと思った私。
だって、セリフもない、仕草も普通で目立つアクションなしの状態で、よく、あれだけの間と空気感をだせたなぁと。のだめの背中から伝わってきたもの。 すごい。

♪チャイコフスキー 1812
♪交響曲6番悲愴
♪バイオリン協奏曲
チャイコフスキーの曲はどれも大好き。中でも、バイオリン協奏曲は生で最も回数を聴いた曲でもある。
千秋の指揮コンの決勝曲だが、この曲をくじで引いたのはのだめ。
この2人のやりとりが微笑ましくもあり、千秋がどれだけ、のだめなしじゃ駄目なのかがわかりニヤニヤしてしまった。
1812は、もう千秋様\(//∇//)\につきますね。 前々から思っていることだが、玉木さんは確かに外見もかっこいいけれど、1番かっこいいのはその内面のストイックさ、真面目さ、プライドの高さだと思ってる。

♪ショパン ピアノ協奏曲1番
のだめの成長と苦悩の末の初デビュー曲。千秋同様、ほんとにストイックな方だ。この曲も生で3~4回くらい聴いたかな?ピアニストによって全然表現が違うのがまた面白い。
ショパンの繊細な感情が現れているメロディ。

♪モーツァルト二台ピアノ
これに関してはまた改めて書きたいけれど、最初の時の楽譜投げつけてた千秋が後編で手を広げてのだめを待ってるのがね、感無量なわけです。
また、改めて詳しく書きたいのでこれにて(^_-)
photo:01



♪ガーシュイン ラプソディインブルー
もう、のだめのために書かれた曲なの?って感じw それだけ、ぴったりあってる(*^o^*) クラシックって、硬くて難しいものというイメージを根底から覆してくれました。 音楽は楽しい!
ガーシュインはミュージカルの音楽もすごくいい。ミュージカル「クレイジーフォーユー」も、素晴らしいです。

他にもたくさんの名曲が使われていて、まだまだ書ききれない。
クラシック曲は心に新しい風を起こしてくれるように聴くとすっきりしたり、感動したり。 ハーモニー と、マルレオケのコンマスも言っていたけれど、たくさんの団員さんが心をひとつにしてひとつの音楽を具現する様は心を強く動かされるもの。
大自然のパワーを頂くように、元気をもらう音楽。クラシック!

もし、のだめに出会ってなければクラシックに嵌る事はなかった。
クラシックによって、心が安らぎ、また新しい分野を見つけた事によるワクワク感で元気になったら、やはりすごい事だと思う。

出会ってから、いい事づくし。

まさにこれ。陽だまり~では、どんな扉を開けてくれるのか楽しみでならない。





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