沈黙こそが叫びだ -5ページ目

A NOS AMOURS.

「愛の記念に」

自分が一番幸せを感じられる場所を求めて

転々と変わる彼女の居場所。

若さの中の、寂しさ、欲望、憂鬱

色んな感情の存在を写す。 

とても無欲に見えて誰よりも深く愛を望んでる。



そして、


こんな偶然あるのかと思った。

映画の中のラストの
娘に言った父親の台詞。

まさに私が君にそのまま
伝えたい言葉だったよ。







「相変わらず誰も愛せないんだね」





「君は愛されたいとしか思っていないのだから」


collection.

冷たい風が髪を扇ぐ

縹色の明け空に

君の矛盾が燃えるよ



粗悪な自己利益のコレクション

全てを楯に君の揃えた防衛団



君のピエロのコレクション

それはそれは

美しいかい


穴があれば入れて

そのお手軽な温もりは

どんな冷たさなんだい



もうすぐ部屋は

琥珀色に染まり

窓を開ければ

梔子色の焼け空


永遠に幸せと謳う花の色は

今は皮肉なだけさ

私は君の為には踊れない

enough.

独り善がりの踊り子が

クルクル踊りながら

こちらに寄ってくる



どうしてここに来たの

君がそこにいたから


僕の為に一緒に踊ってくれるなら

僕の為に

僕の為に

僕の為に



何故その穴に入るの

そこにあった小さな場所に
入りたかったから

目の前にあったから

入れそうだったから

入りたかったから



少し居心地が良さそうだったのさ

君はずっと吊るされてる

自ら吊るされてるのさ

自分を犠牲に出来ないから

ここに居れば誰かが何かを与えてくれる

糸を断ち切れば自分で歩いて
傷付かないといけないから


ただの臆病者なのさ