今は貸し渋り時期ですが、貸出しを伸ばさないといけない時は、銀行は「借りてくれ、借りてくれ」と言ってきます。

借りて欲しいときは「実績をつくりましょう」とか言ってきます。


これは営業ですから構わないのですが、おかしいと思うのはここからです。

「借りてくれ、実績を作りましょう」という割りに、借りてもいいと思ったら決算書などを提出させられます。

でも、駄目だと思ったら断ります。


ここで考えてみてください。

普通の営業で、「買ってください」「使ってください」といって、あなたの会社が買う気になって求められただけ資料を出すだけ出し中身をさらけ出した後、「あなたの会社には信用がないんで、掛け売りなどの信用はつけれません」と言われたら怒りませんか?

常識的におかしいと思うんです。

「売れる先かどうかくらい先に決めてから来い」と・・・


普通の商売では決算書などを出さないのが普通です。

そんなのを求めたら取引なんて取れませんよね?

でも銀行は違うんです。

取引をして欲しいと頭を下げて頼んでおきながら、資料などを出させるものは出させた上で、駄目なときは当たり前のように断れる。


こういう日常的な習慣が、銀行の審査能力を高めることを阻害しているとも言えると思います。

その結果、経営者は従業員が信頼できないから、経営方針により融資を一律に締めざるを得なくなる。

個社別に判断できないのです。

これが、中小企業の資金繰りが苦しくなっている原因の1つであるとも言えると思います。


私は、金融界のこの上から目線ともとれる習慣が金融資本主義社会になっている原因の1つだと思います。

これを改めない限り、前回や今回の金融バブルの崩壊等による金融危機は今後も繰り返されると思います。

次は人財不足から来る収益力の低下による危機かもしれませんが