前にこれからが本当の銀行危機だといいました。
では今の銀行の銀行の状態についてどう思っているか書きます。
バブル崩壊後、日本の銀行は不良債権処理に追われ銀行危機と言われてましたよね?
この時に、公的資金を注入して再生したのは覚えてますよね?
ここで見落としている点がありませんか?
まず、この時によほど必要にせまられた銀行しか注入しなかったことです。
経営に関与されることを恐れて、経営者が自分の保身のためにも財務の強化を怠ったことです。
そして銀行の保有株式の買取機構に親密先の株式なんかを何らかの理由をつけて株式を売却しきらなかったことです。
こう考えると保有株式下落リスクは回避できたはずなんです。
だから、リーマン破綻後株式市場が大幅に下がったからといって、大きな特別損失を出すことは回避できたはずなんです。ということは貸し出し余力が維持でき、今のような貸し渋りはないはずです。
銀行は企業業績が悪いからとか理由は後からつけますが、そうではないと思います。
当時の経営者の完全な経営判断ミスです。
健全な企業にまで満足に資金供給せずに、その結果健全な企業まで資金繰りが厳しくなる。
資金繰りが厳しくなっていると判断されるから、また融資に慎重になり資金が供給されなくなる。
今はこのスパイラルの中に完全に入っています。
融資の相談をしても保証協会融資しか対応しない融資スタンスの担当者ばかりになってきた銀行の現状では財務体質を強化しても無理かもしれませんが・・・
リストラという名のもとで人材育成を怠ってきたという銀行の経営責任はここにもあります。
つまり、今の金融不況、そしてこれから来るであろう本当の銀行危機は度重なる経営判断のミスによる内部的要因が原因ではないでしょうか?
だから頼り切ったらだめなんですよ。