「日本におけるキリスト教 61 祈りの家のキリスト教会を強盗の巣にしている」 今年の「小学生がな | ルーク4のブログ

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「日本におけるキリスト教 61 祈りの家のキリスト教会を強盗の巣にしている」

 

今年の「小学生がなりたい職業」アンケート結果が発表されました。1位は4年連続で「ユーチューバー」でした。

 

「ユーチューバー」というのは、自分のチャンネルを設けて、動画「YouTube」を制作して配信する仕事です。多くの小学生が所持しているスマホだけで動画を撮って配信するだけでもOKです。

 

動画を視聴されるごとに、広告収入を得られるという仕組みです。なので、チャンネル登録者数が増えれば増えるほど、莫大な利益が得られます。

 

ですから、ユーチューバーたちは必至に「チャンネル登録をお願いします。」と毎回、訴えているわけです。

 

 

近年、ユーチューバーになりたい小学生が急増していることに、警鐘を鳴らす人たちが出てきました。

 

その中の1人、神戸女学院大学名誉教授の「内田樹」氏は、次のように言われています。

 

「今はユーチューバーのように、別にこつこつやらなくても、頭の回転が速くて、しゃべりがうまければ、何かのはずみで、お金がざくざく入って来るという特権的なキャリアパスが、子どもたちの前にぶら下がっています。

 

小さい時から最小限の努力で有名になって、莫大な利益を得るという楽なキャリアパスばかり探していると、あまりいいことはないと思います。」

 

 

 

さて、チャンネル登録者数が増えれば増えるほど、莫大な収入を得られるユーチューバーを目指す多くの小学生たちが、プロテスタント教会に行けば、何を思うのか。

 

教会に行けば、礼拝のプログラムとして行なわれる「献金」が、「キリスト教もお金を取るのか」というような嫌な思いとして、強く印象に残っている人は大勢います。

 

ユーチューバーを目指している子どもたち、大人たちなら、「この献金制度は、信者が増えれば増えるほど、莫大なお金を得ることができる。」と考えるものです。

 

プロテスタント教会の牧師とユーチューバーは非常によく似ているところがあります。

 

プロテスタント教会の牧師は、神学校を卒業すれば(神学校に行かなくても)単独で開拓教会を築き上げることができます。

 

ユーチューバーのように、頭の回転が速くて、しゃべりがうまく、いくつもの活動や交流(慈善活動や地域の活動など)を盛んにして、多くの人たちの信用を得ると、教会に来てくれる人が増えてきます。

 

そして、信徒数が増えれば増えるほど、教会は莫大な収入を得られます。

 

 

そして、信者数が多い韓国では、莫大な収入を得るために牧師になる人も少なくないと推測する人は少なくありません。

 

それほど、韓国のプロテスタント教会は腐敗していて、社会的信頼が地に落ちているからです。

 

 

東洋経済オンライン2022年2月の特集記事「韓国フェミニズム知られざるその後」の中で、次のように書かれています。

 

「「韓国フェミニズム」知られざるその後

 

「2007年は韓国の性的少数者の人権運動史において、新たな局面へ転じる年となった。

 

同年、韓国法務省は差別禁止法案を上程することにしたが、保守的なプロテスタントを中心とする集団がこれに強く反対した。

 

『性的指向』を含む7つの差別禁止事由を削除したまま、差別禁止法案がまとめられた。

 

これが重要な事件であるのは、保守的プロテスタント集団が初めて、性的少数者に反対する集団・勢力として登場したことだ。

 

問題なのは、この集団が巨大であること。政府が反対勢力に屈服して、差別禁止条項において『性的指向』を含めたいくつかの条項を削除したまま法案を採択したことだ。

 

結局、差別禁止法案は国会の任期満了で廃案となったが、当時の事件は今でも韓国社会の人権問題においてネックとなっている。」

 

「韓国はプロテスタント信者が人口の19%を占め、世界の10大メガチャーチ(1週間の礼拝者が2000人以上の大型教会)のうち韓国の教会が4つあるほどプロテスタントの影響力は強い。

 

韓国の保守的キリスト教勢力は、単純に宗教的な教理を理由として性的少数者に反対しているのではない。

 

韓国では1990年代末から世襲の問題や横領、牧師の不道徳な行動といったプロテスタント宗教界の実状が明らかになり、社会的信頼が地に落ちていた。

 

自分たちがその醜悪と過ちを隠そうとすれば、人々の視線を他の場所に移させる必要がある。そのスケープゴートとなったのが、まさに性的少数者だったのだ。

 

さらに深刻な問題は、このようなメガチャーチを主軸とする保守的なプロテスタントの勢力が政界に大きな影響を行使しているということだ。

 

例えば、牧師が区役所を訪れ『私の要求を聞き入れなければ、次の選挙であなたに投票しない。教会の信者にもそう伝える』と強い圧力をかける。

 

このような圧力を受けた政治家は、保守的なプロテスタントの力に無力となってしまう。

 

性的少数者に対する嫌悪と差別が強まり、政府も性的少数者の人権問題に消極的な動きを見せるようになった。

 

このような政治と宗教の"合流"は性的少数者に対する嫌悪と差別を助長し、性的少数者の人権だけでなく韓国の人権全般をも後退させている。」

 

引用以上

 

 

韓国のプロテスタント教会は、巨大な勢力となり、その圧倒的な信徒数と莫大な財源を得たことによって、世襲の問題や横領、牧師の不道徳な行動といったプロテスタント宗教界の実状が明らかになり、社会的信頼が地に落ちていた。

 

そして、韓国の国民たちは気づきました。

 

韓国のプロテスタント教会が、その醜悪と過ちを隠そうとすれば、人々の視線を他の場所に移させる必要がある。そのスケープゴートとなったのが、まさに性的少数者だったのだ。と

 

 

そのために、政治家たちを脅迫して、キリスト教会に聞き従わせる必要があります。

 

そして、選挙の票が欲しい政治家は屈服するというのは当然でしょう。

 

その結果として、「政治と宗教の"合流"は性的少数者に対する嫌悪と差別を助長し、性的少数者の人権だけでなく韓国の人権全般をも後退させている。」ということになっています。

 

 

聖書のキリスト教会の教えは「献金制度」ではありません。

 

もし、キリスト教会で「献金制度」が成されていれば、信徒数が増えれば増えるほど、韓国のプロテスタント教会のように、堕落して、社会的信頼は地に落ちてしまうからです。

 

そして、その醜態と過ちを隠すために、スケープゴートを見つけます。

 

スケープゴートになる人たちは社会的に弱い立場の人たちです。

 

それから、政治家を脅して、スケープゴートになった弱い人々を餌食にします。

 

 

その他にも、教会の中でも、低収入の弱い立場の人々が餌食とされています。

 

また、「献金制度」によって、莫大な財源を築き上げるのを隠すために、「未信者(イエス・キリストを信じていない人々)」をスケープゴートにしています。

 

「未信者(イエス・キリストを信じていない人々)は地獄へ行く」という教えです。

 

「イエス・キリストの救いとは地獄行きからの救い」という教えによって、信徒が増えれば増えるほど、牧師は莫大な収入を得られることになることが隠されます。

 

 

韓国のプロテスタント教会の実態によって、隠されていたことが露わになりました。

 

この日本では、もはや献金制度で成り立っている「プロテスタント教会」が繁栄することは無くなったと、個人的には思います。

 

「もはや衰退するのみ」ということに気づく人たちも起こされてきました。

 

 

イエスさまは「わたしの父の家を商売の家にするな!」と激怒されて、宮で商売している人々を追い払いました。

 

イエスさまは教会のかしらです。

 

そのキリスト教会が、信徒が増えれば増えるほど、お金も莫大に得ることになるというのは、聖霊を汚し欺き、神を欺き、人々を欺いています。

 

そのような教会は当然のように、神の御怒りがその上にとどまっており、時が来れば、社会的信頼を失って失墜し、神の裁きがくだされるでしょう。

 

つづく