「日本におけるキリスト教 40 聖書解釈の違い 皆に対して、いつも善を追い求めなさい。」 | ルーク4のブログ

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神様がクリスチャンに与える愛、夢、希望、信仰の証を中心に書いています。

「日本におけるキリスト教 40 聖書解釈の違い 皆に対して、いつも善を追い求めなさい。」

 

2017年6月22日に死去されてしまったキャスターの「小林麻央」さん。御年34才。

二児の母親でもあり、その時、幼い長女5才、長男4才を残しての旅立ちでした。

 

 

麻央さんは乳がんが転移した末期がんとの闘いでした。

2016年9月1日にブログ「KOKORO」を開設して、病状の情報発信を行ない続けました。

 

末期がんでも前を向き、愛と希望と夢を発信し続け、250万人以上の読者と日本全土の人々が感銘を受けて、英国放送協会にも評価されるほどでした。

 

 

 

その4年後の2021年7月に、麻央さんの夫の「市川海老蔵」さんが、自身のYouTubeにおいて、当時、闘病中の麻央さんに行なわれ続けた宗教勧誘の実態を次のように語りました。

 

「(宗教の)すっごい傷ついたけど、骨が折れるとちょっと厚くなるでしょ(そんな感じで)

傷ついて、傷ついて、傷ついて……

これ以上どうやって傷つけんの?って」

 

 

麻央さん家族は神道(神習教)で、御霊移しの儀も子どもたちも参列して行われています。

 

海老蔵さんは、宗教団体らから受けた勧誘文句の内容は明かされませんでしたが、「普通の人は心が折れると思った。」と心痛な思いを吐露しました。

 

 

海老蔵さんの「宗教の勧誘に、傷ついて、傷ついて、傷ついて、これ以上どうやって傷つけんの?って」という吐露を聞いた人々が思い浮かべたのは、

 

「私たちの宗教を信じなければ救われない!」「私たちの宗教の神を信じなければ、地獄へ行く!」というような信仰の宗教です。

 

 

「キリスト教」にも「イエス・キリストを信じなければ救われない!地獄へ行く」という教えのキリスト教もあります。

 

しかし「キリスト教」にも普遍的救済を教えるキリスト教もあるのです。

 

私自身は、無教会の内村鑑三先生と同じく「普遍的救済」を教えるキリスト教ですから、その立場から聖書を解釈していきます。

 

確かに、聖書にはイエス・キリスト御自身が、地獄行きについて教える箇所がいくつもあります。

 

しかし、いずれもイエス・キリストを信じていない未信者に対してではなく、イエス・キリストにつき従って来た群衆や12弟子たちに対して「地獄に投げ込まれる」と教えておられます。

 

 

マタイ18:6~9、& マルコ9:42~48には、イエス・キリスト御自身が12弟子に対して、この小さき者たちの1人にでも、つまずきを与える者はゲヘナ(火の池)に投げ込まれます。と警告されています。

 

小林麻央さんは、2014年10月(32才)から2017年6月(34才)まで闘病生活をおくられました。

長女が3才~5才の時。長男が1才~4才の時になります。

 

その時に、もしも、「あなたの母親は神道なので、このままなら救われない!地獄へ行ってしまう!」というような教えを聞いたとすれば、この3才~5才と1才~4才の小さき者たちは2人とも、つまずきます。

 

また、現在9月10日時点では、12才と10才になりました。

 

神道の御霊移しの儀によって、お母さん(麻央さん)は今でも優しく見守ってくれていると思っているでしょう。

 

 

それなのに、他の宗教の信者たちが「生前に、私たちの宗教の神を信じずに死んだ人は、最後の審判で火の池に投げ込まれる」ということを教えれば、つまずくでしょう。傷ついて、傷ついて、傷ついて、これ以上どうやって傷つけんの?って

 

 

 

ですから、イエスさまは、弟子たちに対して「この小さき者たちの1人にでも、つまずきを与える者は、火の池に投げ込まれる」と警告されました。という聖書解釈をしています。

 

それは、聖書のマタイ18:6~9,マルコ9:42~48に明確に書かれてあることですから。

 

 

そうすれば、福音派の教会の牧師やクリスチャンたちは、「小さき者たちの1人にでも、つまずきを与えるクリスチャンたちは地獄へ行くと言うのか!イエス・キリストを信じれば永遠の命を持つと書いてある!」と激怒して反論するでしょう。

 

福音派では未信者(イエス・キリストを信じていない人)は、罪をもっているので、神は義であるので、罪をもったままでは救われない、地獄へ行く

 

しかし、イエス・キリストを信じれば、すべての罪が赦されて永遠の命を持ち天国に行くという聖書解釈と福音理解です。

 

 

しかしながら、聖書を読めば、イエスさまが地獄へ行くと教えられているのは、イエスさまにつき従って来た群衆や弟子たちに対してです。

 

ですが、他の聖書箇所を読めば、イエス・キリストを信じれば救われて、永遠の命を持ちます。

 

また、聖書を読めば、イエス・キリストを信じていない人々は救われないと思える箇所もありますが、救われると思える箇所もあります。

 

ですから、地獄行きと決めつけるのは非常に危険です。

 

なので、「普遍的救済を教えるキリスト教」は、神が造られた人間が地獄へ行くというような教えをしていないので、小さき者の1人にでも、つまずかせることがない聖書解釈と福音理解になっています。

 

それゆえに、すべての人に対して、いつも善を行うように務められるのです。