令和4年2月某日。しとしとと降る雨が冷たい。風が無いことがせめてもの救い。
初めて「建築」の現場に上番しました。しかも一人です(後から聞いたら今回のような現場はたいてい一人らしい)。これまでもっぱら土木工事の現場しか行ったことが無かったのですが、はたしてどうなることやら…
現場はマンション外壁工事のための足場を組んでいるらしい。鉄骨を積んだトラックが1台、マンション駐車場の枠外に駐車しています。他に重機が動くわけでもなく、歩行者がいるわけでもなく、トラックの積み荷を上げ下ろしするわけでもなく。さて、僕は何を「警備」すればいいのでしょうか?
とりあえず、トラックのそばに立ってうろうろ、きょろきょろ、雨をよけるため軒下から出たり入ったり…
しばらく何も起きない静かな時間が経過したあと、突然いろんなことが同時に起きてしまったのです。
すなわち、
宅配便のトラックが入ってきて、「いつもの場所が空いてない!どこに停めればいいのか?」
入居者の方が出てきて、「車出したいがトラックがじゃまで出せない!」
トラックを停めている付近では、出庫車と入庫車がはちあわせしている!
デイサービスの送迎車が、「お年寄りを降ろすので玄関近くに停めたい!」
あげくには、訪問客の方が、「近くにコイン駐車場はありますか?」
って、知らんがな!
そのあともいろんな出入りがありました。
そんな中、小学生の男の子が帰宅した際、「ありがとうございます」と言ってくれた…。
こちらこそ、ありがとネ!
いや~、いろいろ起こるもんですね。
とりあえず、カラ元気のあいさつでごまかしつつ、なんとか切り抜けた一日でした。