他の人に同調することですなわち間違えるならば、一人でありたいと思う節がある。
 (1)たとえば、皆がラーメンを食べたいとする。わたしはそばを食べたいとする。この場合は、わたしはラーメンを食べる。
 (2)たとえば、皆がスマホAを持つ。私は、スマホBのハイテクさを知っている。この場合、私はスマホBを持つ。
 この二つの例における違いはなにかというと、ものを選ぶ判断基準である。かなりざっくりしてしまうけれども、(1)では、嗜好、(2)では、スペックによって、ものが選ばれている。(お店のロケーションやスマホのデザインなど周辺の事情は無視、単純に考えている)
 では、嗜好とスペックとでは何が違うのかというと、嗜好は他人と共有しづらい理由であるのにたいし、スペックは他人と共有できる理由である。
 (1)の場合私は皆といることをえらぶ。(2)の場合私はひとりを選ぶ。