ショック… | トルベール音楽院

トルベール音楽院

トルベール音楽院のブログです。残念なことに一昨年3月末日を持ちまして40年の歴史に幕を降ろしました。このブログは「トルベールの仲間」として残そうと思っています。ここを卒業した人たちのその後をお伝えしていこうと思います。

 

こんにちはビックリマークトルベール音楽院の古賀(和)ですニコニコ
 
今朝の朝刊にショックなニュースが…
今は指揮者として有名になってましたが、やはり何といってもショパンの曲を演奏したらこの人…と思わせる名ピアニスト、ウラディーミル・アシュケナージさんが現役を引退されるらしい。
 
朝日新聞朝刊の記事
 
82歳という年齢はピアニストとしてはまだまだなのですが。
指揮者としては確かに年齢的に大変かもはてなマーク
 
アシュケナージのCDはたくさん持っていますし、ピアニストの中でも一番たくさんコンサートに行きました音譜
そして何よりも私が小学4年生の時に聴いたアシュケナージのショパンのレコードが私の将来を決めたといっても過言ではありませんニコニコ
こんな風に弾けたらいい…とずっと憧れていました。
 
ショパンに関してはアルトゥール・ルービンシュタインやウラディーミル・ホロヴィッツの演奏も素晴らしかったのですが、アシュケナージの演奏は癖がなく模範的でした。
サービス精神旺盛な方でしたので、コンサートの最後に演奏するアンコールもいつもたくさん…
そしてロビーに出てこられて握手会…
まるで最近のアイドル並みでした。
私もよく友人と行っては握手やサインを頂いたものでした。
 
アシュケナージはもともと旧ソビエト連邦出身。
コンクールで名を馳せた後、ソビエトでは演奏がかなり困難であったためアメリカに亡命した話は有名です。
 
82歳というお歳が早いか遅いか…と問われれば、ん~人それぞれなのでしょうけど。
確かに指揮者は本当に体力がいります。
でもピアニストとしてだけでももう少しコンサートで演奏して欲しかったです。
 
いつも舞台に上がるとニコニコ手を振って現れるその姿が見られなくなるのは本当に寂しい…しょぼん
でもご本人が決めたことです。
仕方ありません。
本当にお疲れさまでした…
 
これからどうされるのでしょうね。
たくさんCDケースに入っているアシュケナージの演奏は大切に大切に置いておこうと思っていますCDCDCD
 
今また私はショパンのソナタ3番を練習中です音譜
以前仕上げていたのですがまた弾きたくなり、練習しています。
小柄なアシュケナージさんの笑顔と少しつま先立ちで歩かれるお姿が目に焼き付いていますニコニコ
アメリカの俳優ダスティン・ホフマンさんと少しダブってしまうのは私だけでしょうかはてなマーク
 
ショックでしたが、「本当にありがとうございました」と感謝していますラブラブ