釈明の意義 | 南国の知財兼法務屋

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こんばんは。

 

アセスルファムKの乱用を絶対に許さない市民の会」会長の、南国の知財兼法務屋です。

 

あれクッソ不味いんだわ。最近は、うっかり成分を見ずに買うと色んな物に入ってるから、ほんと困るのよね。

使用する場合は、消費者の見やすい位置に見やすい大きさで表示することを義務づけてほしいわ。

 

それはともかく。

 

「釈明」って言葉。

一般の生活で使う場合と、法的タームとして使う場合で、全然意味が違うことに気付いた。

 

判決文を読んでて、

「控訴人は、裁判所の釈明に対し、~旨述べている。」

みたいな箇所が出て来て、凄い違和感があったんだよな。

 

「釈明」を辞書で引くと、

非難・誤解などに対し、相手の理解を求めるために自分の考えや事情を説明すること。

(明鏡国語辞典)

とある。これが一般生活で使われる意味よな。

 

だとすると、裁判所が当事者に対して何を申し開きすることがあるのか?逆じゃないの?と思ってしまう。

 

しかし、この場合の「釈明」は、民訴法149条(釈明権)の釈明なんだよね。

釈明権の意義は、

事実関係や法律関係を明らかにするため、当事者に対して事実上あるいは法律上の事項について裁判所が質問を発し、または立証を促すことをいう。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%88%E6%98%8E%E6%A8%A9

なのだ。

つまり、いわば「申し開きを求めること」が釈明なのであり、意味がほぼ180度違うんですね。

 

ちなみに「求釈明」という言葉は以前から聞いたことがあったのだが、これも

「当事者が、相手方に対して申し開きを求めること」

だと思っていた。でも、当然違うんですね。

 

正しくは、

「当事者が、裁判所に対して釈明権の行使を求めること」

だったんですね。

 

 

いやー勉強になりましたね。

ま、こんなことは弁護士にとってはイロハのイなのかもしれんが、私は弁理士ではあっても弁護士じゃないのでね。

民訴法なんて知らなくても弁理士試験には受かるんですねー♡残念だったなフハハハ!

 

ま、これは普通の人でも知ってるほど有名な、「悪意」に続く、一般と法的タームで意味が全然違う言葉の例ですな。

ちなみに、法的タームの例外として、破産法253条1項2号の「悪意」については、一般用語と同じで積極的な害意があること、の意味だとするのが通説みたいだけどね。

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