スペイン→フランス

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3月31日、19時24分 バルセロナ・サンツ発。

南仏ニースまでは、バルセロナ留学時代からの友人サスケ(女の子)といっしょだ。

気心知れた仲だし、よき相談相手でもある。『妹がいたらこんな感じかなぁ』と思う。


スペイン国鉄Renfeの普通列車Regionalで、まずはスペイン/フランス国境を越えてすぐの街Cerbereまで。

そう混んでもいないけれど、隣のボックスシートにはちょびっと陽気な青年が母親といっしょに座っていて、

絶えずフシギなお歌を歌ったり周りの人に話し掛けては母親になだめられたりしている。

窓の外は徐々に暗くなってゆき、国境が近づくにつれ民家もまばら、荒れた草と土が続く。

2時間半はなが~く感じられた。


22時、セルベレの駅は想像とまったく違う暗くて何もない、さびれにさびれたところだったえっ

寒くて薄暗い駅舎内には、私たち同様数時間後にセルベレから出る夜行列車を待つ人々が所在無げにうろついている。

移動の速さや快適さよりも安さを選ぶ旅人たち特有の雰囲気は、夜になると特に、あまり居心地のよいものではない。

トイレはくら~いホームの端の端。4つ中3つが閉鎖され、トイレットペーパーなんてもちろんない。

そんなところに大きな荷物を持って入りたくないし、明らかにキマってるレズビアンカップルもウロウロしていて気持ちが悪いナゾの人


2週間ちょっといたスペインの治安がものすごくよくなっていて気持ちがユルユルヒツジだったので、

久々の荒んだ空気に面倒くささを感じて、『ひとりじゃなくてよかったなー得意げ』と心底思った。

サスケと二人、作動していないベルトコンベアの上に座っておやつを食べたりしながら時間を潰すこと3時間。


30分以上遅れて、ようやくニース行き夜行列車に乗車開始。

すごく狭い2等の寝台列車、電気がついてないから何も見えないよー。

公共交通機関はとても時間に正確なスペインから、一本国境をまたいだら早速時刻表なんてあってない世界。

やっぱり外国だ~ニコニコ と、ちょっと旅らしい気分が高まる。