読書日記2024-43
おっぱい先生
泉ゆたか(著)
[光文社2020年5月発行]
あらすじ
おっぱい先生。 それは、母親たちを助ける、知られざる「母乳外来」の専門家。 念願の第一子を授かり、幸せいっぱいのはずの和美は途方に暮れていた。 「息子が、おっぱいを飲んでくれない」。完全母乳育児を目指していた和美はパニックに陥るが、先輩ママから「おっぱい先生」の噂を聞き、藁にも縋る思いで「みどり助産院」に出向く。 乳房に触られることで「母親失格」と思い込んでいた身体と心が、ゆるりとほぐれていく――。 母乳外来。 それはおっぱいに悩みを抱える女性たちが駆け込む助産院。 孤独を打ち破る、感涙必至の物語。
感想
先日読んだ泉作品が良かったので【君をおくる】✩ 他の作品も読みたいと検索しててビビッときたのがこの本です!
うん、その感覚は正解だった
出産よりその後の授乳に焦点を当てているところが珍しい題材?!
お母さんにとって授乳は本当に色々なトラブルや悩みの連続なのよね〜
誰に相談したらいいか?誰に頼っていいか?分からないお母さんも多いのでは…。
また授乳から育児、生き方、自分自身の選択など葛藤を抱えている女性達の切なさや精神的な辛さも伝わるいいお話でした!
もう遠い昔の話になっちゃうけど、私も子供が生後6ヶ月で断乳。
何故なら、子供は保育園に入園し、私は仕事へ復帰したから。
それを思い出しながら読んだ第三話、きっと肩にいっぱい力が入っていたんだろうなぁと思わずウルウル
育児も人生もやはり柔軟に!が基本かもね
ありがとうございましたm(_ _)m