2023-227

リラの花咲くけものみち

藤岡陽子(著)

[光文社2023年7月発行]

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リラの花咲くけものみち [ 藤岡陽子 ]

 

あらすじ

動物たちが、「生きること」を教えてくれた。  家庭環境に悩み心に傷を負った聡里は、祖母とペットに支えられて獣医師を目指し、北海道の獣医学大学へ進学し、自らの「居場所」を見つけていくことに――

北海道の地で、自らの人生を変えてゆく少女の姿を描いた感動作。


感想

確かに感動作でした!

著者の話にはお約束の"命"というキーワード、今回は動物から教えられることが盛りだくさん。


家庭での居場所がなくなる…不登校…からの一歩!

そして前へ進んでいく!

王道なストーリーだけど、私の好きなパターンでもありますのウインク


北海道の獣医学部が舞台なのもいい!

 十代の多感な時期、将来への不安、 淡い恋心、 動物への熱い思い、そして家族への複雑な思い、ひとつひとつが雪解けのように溶けていくのが嬉しいですねぇ〜ラブラブ


動物好き=獣医師

なんて単純では決してないという世界だとつくづく…


所々に出てくる"花ことば"も意味深でした!


祖母のチドリさん、著者が言いたいことは全てこの人に込めたような気がしたな照れ


ありがとうございましたm(_ _)m