読書日記2021-219
【ホイッスル】
藤岡陽子❨著❩
[光文社2012年9月発行]
☆☆☆☆☆
平穏に暮らしていたはずの両親。
その父が突然いなくなった。 思い出の詰まった実家も売却されていた。 何一つ身に覚えのない母は、なぜと叫びながらも、答えを手繰り寄せていく。
不倫・離婚・裁判、家族の再生の物語。
これは…
読むには結構パワーが要りますね(^_^;)
本当に自分勝手な男と女が、どう終結するのかが気になり過ぎました!
きっとバチが当たるぞー![]()
当たれ当たれと念じるワタシ![]()
人との出会いや別れ、色んな場面があるけど、人を傷つけるだけなんて後味が悪いはずなのにな…(ーー;)
不幸のどん底にあると思われる母の言葉
『自分達の身に起きたことが、おとうさんが愛人に貢いで全財産がなくなった。これくらいのことで良かったって思う』
娘や孫が病気になったり事故にあったりじゃなくて…
と繫がるけど、どんだけ出来た嫁さんなんだ!
また
『自分の周りの人たちの幸せだけを願って生きてきた。自分を含めた小さな範囲だけの自分勝手な幸福を……
その報いをこの年齢になって受けているのかなぁと時々思う』
そんなことある訳ないですよね(--〆)
どんだけ受け身な謙虚なお人なのよ(ーー;)
私なんてまだまだ修行が足りませんわ…。
続編もあるみたいなので、楽しみに読みたいと思います(^^)v
ありがとうございましたm(_ _)m