読書日記2021-133
【うしろむき夕食店】
冬森灯❨著❩
[ポプラ社2021年2月発行]
☆☆☆☆✬
二階建てのレトロな洋館に、ステンドグラスの嵌め込まれた観音開きの扉。 ドアの両側には二つずつ背の高い格子窓。 そこから見える満月のような照明と、おいしそうな香りが漂ってきたら間違いなし。 そこが「うしろむき夕食店」だ。
“うしろむき”なんて名前だけど、出てくる料理とお酒は絶品揃い。 きりりと白髪をまとめた女将の志満さんと、不幸体質の希乃香さんが元気に迎えてくれる。
お店の名物は「料理おみくじ」。
今宵の食事も人生も。いろいろ迷ってしまうお客さんに、意外な出会いを与えてくれると評判だが――。
冬森作品、『縁結びカツサンド』に続くデビュー二作目。
『焦ったり迷ったりしたら、一度うしろを振り返ってごらんなさい』
帯に書かれていた言葉
ステキ…
昔を振り返るような懐かしい気持ちにさせられるからか?
「うしろむき夕食店」と呼ばれる店。
とても分かりにくい路地裏にあるけれど、この店を必要としている人には不思議な光に導かれ辿り着ける?!
前作同様に、お客様同士が繋がる縁結びでもありますね。
そして、人生に迷っている人に少しのヒントを与える料理を、おみくじによって選ばれるって斬新かも??
最後に探し人が登場するけど、まぁね、途中から予想がつくのも愛嬌ですね(^_-)-☆
おまけにイノシシさんもね…フフフ
ありがとうございましたm(_ _)m