読書日記2021-122

【後悔病棟】

垣谷美雨❨著❩

[小学館文庫2017年4月発行]

☆☆☆☆


「過去に戻れる聴診器」を使ってみたら…
33歳の医師・早坂ルミ子は末期のがん患者を診ているが、「患者の気持ちがわからない女医」というレッテルを貼られ、悩んでいる。

ある日、ルミ子は病院の中庭で不思議な聴診器を拾う。 その聴診器を胸に当てると、患者の心の”後悔”が聞こえてくるのだ。
「過去に戻って、もう一度、人生をやり直したい」
聴診器の力を借りて、”もうひとつの人生”の扉を開けた患者たちが見たものは――!?


 

後悔病棟 (小学館文庫)


垣谷作品のファンタジーパターンですね。


 人は余命が限られた時に、初めて出てくる本音がある。

今まで思っていても、言い出せなかったことの数々。

あの時、こうしていたら、別の人生があったのではない等など…。


過去の扉を開けて、やり直してみたら…


その発想は面白いけど、それもあくまでも想像の世界だしね(^o^;


しかし、この世に未練を残さずに逝けるのは理想ですよね!


ん?

女医さんが患者さんの頭の中に入る…って、似たような話があったなぁ〜と。


続編の『希望病棟』は、バトンタッチした聴診器の持ち主かな?


ありがとうございましたm(_ _)m