それでは2/6に下北沢GARDENまでband HANADAを見に行ってきたので、遅
くなったがいつものように感想等書いておきたい。
会場の下北沢GARDENはわりと広めのライブハウスであり、ジプシーズで
は何度も使用されているがband HANADAでは初めて。正直集客的に大丈
夫だろうかと開場前はすごく不安だったが、蓋をあけてみればまあいつ
もどおりの入りであった。フロアは全部イス席になっており、ライブハ
ウスの配慮がありがたい。私含めて客層が立ち見よりも座って見られる
方が嬉しい年代の方が多いし(笑)。
私は前から3列目のほぼ中央くらいの席を確保し、いつもの花田メイト
のみなさんとお喋りしながら開演を待つ。
開始予定時刻を10分くらい過ぎたところで客電が落ち、オープニング
のBGMが流れる中メンバー登場。このバンドの場合はこういうオープ
ニングのBGMすらふだんはないので、なにか珍しいものを見た印象。
ライブは「見はなされた夜」から始まった。
セットリストはいつものように最後に書いておくのでそちらを参照して
ほしいが、この日のband HANADAは良かった!!!。
この日は自分が陣取った場所が良かったせいかもしれないが、音がめち
ゃくちゃ良かった。花田のヴォーカルもすごく良くて、花田のヴォーカ
ルの魅力を再認識した。
それに何よりこの日は「ちゃんと歌ってくれた」のだ(笑)。花田ファ
ン以外の人は「何だそりゃ」と思うだろうが、花田は崩して歌うことが
多く、それはband HANADAや「流れ」といった自分のソロ色が濃いライ
ブで顕著になる。どうしてそうなるのか、本人に聞いたことはないので
わからないが、花田がショーケンのファンであること、そしてライブが
マンネリになることを防ぐ意味合いもあるのではないかと推測している。
でも崩して歌うことが増えて逆の意味でマンネリ化しつつあったので、
こうしてちゃんと歌ってくれたのはすごい新鮮だったし、「お願いひと
つ」や「路地裏のブルース」といったコーラスの入る曲でもヴォーカル
とコーラスが合っていてすごい良かった(今までのライブではしよっち
ゅうずれていたのだ)。
また花田のギターもこの日はすごく良くて、ギターソロとかいつもとは
違ったフレーズを繰り出していた。「SADNESS CITY」では最近はイアン
・デューリーの「SEX & DRUGS & ROCK & ROLL」のフレーズをさしはさ
むことが多かったのだが、この日はジミヘンの「PURPLE HAZE」だった
し、やはり何か新しいことを試そうという意識があったのではないか。
バンドもそんな花田に引っ張られたのかいつも以上に良かった。大西ツ
ルのギター、井上のベースがいいのはもちろんだが、やはり個人的には
椎野恭一のドラミング。もう、ほんと素晴らしい。このバンドに椎野さ
んがいてくれてほんと良かった。
ライブはband HANADAにしては珍しく1部構成(このバンドは2部構成
でやることが多いのでこの日もそうだと思っていたら嬉しい誤算だった)
で、本編は15曲で終了。
アンコールは2回。一回目は「DADDY ROLLING STONE」「Free」の2曲。
前者では最近おなじみになっていた大西ツルが客席におりてくるパフォ
ーマンスはなし。まあ、このライブハウスはステージと客席でけっこう
段差があるので無理におりると危なかったかもしれないので、これはし
かたないかも。
二回目は「明日への橋」「ROLLIN' ON」の2曲。「明日への橋」はハモ
ニカホルダーをつけ、ハモニカでソロを吹いてくれた。
そういう訳で、大満足のライブでした。今年は1/31の館林の「流れ」も
すごい良かったし、この日のband HANADAもすごい良かったしで、早く
も今年のベストライブ候補が出揃ってしまったかのよう。こんなにいい
ことが続くと、この先悪いことがないかと逆に不安になるぜ(笑)。
band HANADA 2015.02.06 下北沢GARDEN
01.見はなされた夜
02.ひとつ
03.DON'T CRY NO TEARS
04.carry away
05.田舎者
06.LADY COOL
07.月が見ていた
08.シルクの夜
09.BACK SEAT
10.お願いひとつ
11.路地裏のブルース
12.「祭りばやしが聞こえる」のテーマ
13.SHINE ON
14.日に日に
15.SADNESS CITY
(アンコール1)
16.DADDY ROLLING STONE
17.Free
(アンコール2)
18.明日への橋
19.ROLLIN' ON
