花田裕之ファンサイトを立ち上げたので、その勢いにのってブログも開設しました。それではさっそくその恵比寿リキッドルームで行われた花田裕之５０周年記念ギグ「NAGARE PREMIUM DAYS 1」について、感想等書いておこうと思う。また、セットリストは最後に書いておくのでそちらを参照してほしいが、この日は出演者も多く曲数も非常に多かったため、各出演者ごとの感想はかなり短めにしています。
最初にスマイリー原島とポーキー（我々の世代には仙台ロックンロール・オリンピックの人という印象が強い）が出てきて挨拶。この二人は幕間に出てきては司会進行を務めてくれたので、出演者交代による機材交換等の時間があくことなく、全体としていい感じで時間が「流れ」てくれた。感謝したい。実際、この後機材交換の時間がちょっとかかった時に出てこなかったので、「原島コール」が起きたくらい（笑）人気があった。
最初に出てきたのは菊花賞。柴山さんと花田のアコースティック・ユニットだ。後から考えれば、全体の構成から見てここしかないのだが、ステージで菊本人も言っていたが「こういうイベントでオープニングで出るのは初めて」だとか。確かにそうだわな。「Ho Train Boogie」で「さあパーティの始まりだ」というのは一発目にふさわしい。全３曲。
次がLITTLE RED ROOSTERというバンド名で、花田裕之、藤井一彦、ヤマジカズヒデ、近藤智洋、ウエノコウジ、武藤昭平というメンツ。久々に見る（聴く）藤井一彦のギターはいいね。ヤマジは直前に出演が決まったのだが、やはりここで見られてよかった。名前がなくてさびしかったからね。全３曲。
次に早くも陣内孝則登場。花田の姉ちゃんの話で客を笑わせるあたり、つかみはうまい。さすが芸能人（笑）。「可愛いアノ娘」には燃えたなあ。全２曲。
次に浅井健一登場。久々のベンジーはあいかわらずクールでかっこよかった。
次に山口洋が登場し、「OLD GUITAR」を演奏。花田と交互にヴォーカルをとったのだが、この曲を山口洋が歌うのは初めて聴いたかも。その後山口洋は残り、KYONと石橋凌が加わり「AFTER '45」へ。やはり名曲だなあ。エンディングで原曲にはないギターソロを花田が加えていたのが印象的だった。その後石橋の音頭で客に「HAPPY BIRTHDAY」を歌ってもらい、「ROUTE 66」を演って第１部終了。
１０分くらいの休憩をはさんで第２部スタート。一発目はband HANADAから。いつもどおりのband HANADAであった。ここからはband HANADAがハコバンになり、ゲストを招く構成。ただ、ギタリストのゲストの時は大西ツルが変わったり、ドラムが池畑と入れ替わったりしたが、基本ラインは変わらず。
次に仲野茂登場。「FOOL FOR YOU」「恋をしようよ」の２曲。茂もいつもどおりであった。
次にコレクターズの加藤ひさし登場。「GIRL FRIEND」を会場に合唱させ、会場が一気にラブ＆ピースな雰囲気に。この人うまいな、と思う。
次にモッズの苣木寛之登場。実はこの日一番楽しみにしていたのがこの人。苣木は先日自分のソロ・プロジェクト「DUDE TONE」を立ち上げ、２曲入りのシングルを発表したのだが、そのプロジェクトというのが花田とのデュオで、聴いてみたらヴォーカルも二人で担当しており、苣木ソロというよりは花田との双頭バンドというイメージだったのだ。この日もそのシングルから２曲演ったのだが、バックにベースとドラムが加わった分スタジオヴァージョン以上にアグレッシブになっており、非常に良かった。なお、このDUDE TONEは現在アルバムをレコーディング中で、今回いっしょに演った井上と椎野が花田とともに参加しているという。こちらも今から楽しみだ。アルバム完成の暁にはライブとか演ってくれないかな。
次に三宅伸治登場。嬉しそうに「同級生なんだよ」と言っていたのが印象的。確かに今回のイベント、どこか同窓会的な雰囲気がある。曲は「JUMPIN' JACK FLASH」「ROLL OVER BEETHOVEN」の２曲。
次に登場したのがUA。金原千恵子と朝本浩文も加わり、「雲がちぎれる時」。いや、名曲だわ。その次が「BECAUSE THE NIGHT」で、これはシングル「雲がちぎれる時」のカップリングだ、と気づく。このシングル、個人的には花田が参加した外部仕事の中では１、２を争う出来だと思っているので嬉しい。で、この２曲で終わりかと思ったら、なんと「どうしようもない恋の唄」。これには驚いた。よりにもよって女がこの曲歌うのかという驚きが会場を支配するが、私は逆にだからこそUAは天才だと思った（天然ともいう）。よくぞ歌った。さすがUA。金原千恵子もバイオリンもすごいよかった。
そして、ゲストのオーラスで登場したのが布袋寅泰。個人的には十数年ぶりに見たが、全然変わってないな。曲は「BORN TO BE WILD」の後「SADNESS CITY」「HEAVENLY!」と続く。２０年ぶりの「Riff Rough Session」の再現にはやはり感動してしまう。花田祭りの最後でソロの原点を見ることができたのだ。このイベントにふさわしい終わり方だと思う。
最後に花田に誕生日祝いのケーキが出た後、「HAPPY BIRTHDAY」を会場で合唱。その後アンコールへ。出演者入り乱れてのセッションで「DO THE BOOGIE」。さすがに出演者が多すぎて全員はステージに出れなかったが、池畑・椎野という現在の花田を支える二人のツインドラムには感動した。それに一番感動的だったのは仲野茂と布袋寅泰のツーショットだろう（爆）。新宿ロフトの歴史をまとめた本「ROCK is LOFT」などで、ボウイとアナーキーの仲の悪さを知っていた者にとっては、衝撃の瞬間だったんじゃないかな。
全ステージ終了後に花田から挨拶があり、「今日はほんと、こんなヤツのために集まってもらって、ほんと感謝しかありません。ほんとありがとうございました」という挨拶が印象的だった。ほんとに忘れられない誕生日になったと思う。でも、一番大変だったのは本人だったんじゃないかな。なんたって全３２曲、全部出づっぱりだったのだから。ほんとおつかれさまでした。
そういう訳で異常に長くなってしまったが、とても楽しめた花田祭りの初日
でありました。東京の２日目は７月７日。その日まで何としても生き延びなくては。
でありました。東京の２日目は７月７日。その日まで何としても生き延びなくては。
HIROYUKI HANADA 50TH AGE GIG "NAGARE PREMIUM DAYS 1" '10/06/20 恵比寿LIQUID ROOM
司会＝スマイリー原島、ポーキー
（第１部）
＜菊花賞＞
(柴山俊之:V/花田裕之:G,V)
01.Ho Train Boogie
02.Unhappy Girl
03.500 Miles
＜LITTLE RED ROOSTER＞
（花田裕之:V,G/藤井一彦:G/ヤマジカズヒデ:G/近藤智洋:A.G/ウエノコウジ:B/武藤昭平:D)
04.MONA(I NEED YOU BABY)（VO=近藤智洋/花田裕之）
05.WALKING THE DOG（VO=武藤昭平/花田裕之）
06.SHE DOES IT RIGHT（VO=藤井一彦/ヤマジカズヒデ/花田裕之）
＜陣内孝則＞
（陣内孝則:V/花田裕之:V,G/藤井一彦:G/井上富雄:B/田中元尚:D)
07.I'VE GOT MY MOJO WORKING（VO=陣内孝則）
08.可愛いアノ娘（VO=陣内孝則）
＜浅井健一＞
（浅井健一:V,G/花田裕之:G/ウエノコウジ:B/椎野恭一:D)
09.海水浴（VO=浅井健一）
10.チェリオメアリー（VO=浅井健一）
11.サリンジャー（VO=浅井健一）
＜山口洋＞
（花田裕之:V,G/山口洋:V,G/井上富雄:B/池畑潤二:D)
12.OLD GUITAR（VO=花田裕之/山口洋）
＜石橋凌＞
（石橋凌:V/花田裕之:V,G/山口洋:V,G/井上富雄:B/池畑潤二:D/KYON:K)
13.AFTER '45（VO=石橋凌）
14.ROUTE 66（VO=石橋凌/花田裕之）
（第２部）
＜band HANADA＞
（花田裕之:V,G/大西ツル:G/井上富雄:B/椎野恭一:D)
15.月が見ていた（VO=花田裕之）
16.シルクの夜（VO=花田裕之）
17.rollin' on（VO=花田裕之）
＜仲野茂＞
（仲野茂:V/花田裕之:V,G/大西ツル:G/井上富雄:B/池畑潤二:D)
18.FOOL FOR YOU（VO=仲野茂/花田裕之）
19.恋をしようよ（VO=仲野茂）
＜加藤ひさし＞
（加藤ひさし:V/花田裕之:G/大西ツル:G/井上富雄:B/池畑潤二:D)
20.GIRL FRIEND（VO=加藤ひさし）
21.HEATWAVE（VO=加藤ひさし）
＜苣木寛之（DUDE TONE）＞
（苣木寛之:V,G/花田裕之:V,G/井上富雄:B/椎野恭一:D)
22.BACK ROOM（VO=苣木寛之/花田裕之）
23.WISH YOU WERE HERE（VO=苣木寛之/花田裕之）
＜三宅伸治＞
（三宅伸治:V,G/花田裕之:V,G/井上富雄:B/椎野恭一:D)
24.JUMPIN' JACK FLASH（VO=三宅伸治/花田裕之）
25.ROLL OVER BEETHOVEN（VO=三宅伸治）
＜UA＞
（UA:V/花田裕之:G/井上富雄:B/池畑潤二:D/朝本浩文:K/金原千恵子:VIOLIN)
26.雲がちぎれる時（VO=UA）
27.BECAUSE THE NIGHT（VO=UA）
28.どうしようもない恋の唄（VO=UA）
＜布袋寅泰＞
（布袋寅泰:V,G/花田裕之:V,G/井上富雄:B/池畑潤二:D)
29.BORN TO BE WILD（VO=布袋寅泰）
30.SADNESS CITY（VO=花田裕之）
31.HEAVENLY!（VO=花田裕之）
（アンコール）
＜セッション＞
（花田裕之:V,G/石橋凌,柴山俊之,仲野茂,加藤ひさし,UA:V/藤井一彦,山口洋,
布袋寅泰,浅井健一,三宅伸治:G/井上富雄:B/池畑潤二,椎野恭一:D/KYON:K)
32.DO THE BOOGIE
司会＝スマイリー原島、ポーキー
（第１部）
＜菊花賞＞
(柴山俊之:V/花田裕之:G,V)
01.Ho Train Boogie
02.Unhappy Girl
03.500 Miles
＜LITTLE RED ROOSTER＞
（花田裕之:V,G/藤井一彦:G/ヤマジカズヒデ:G/近藤智洋:A.G/ウエノコウジ:B/武藤昭平:D)
04.MONA(I NEED YOU BABY)（VO=近藤智洋/花田裕之）
05.WALKING THE DOG（VO=武藤昭平/花田裕之）
06.SHE DOES IT RIGHT（VO=藤井一彦/ヤマジカズヒデ/花田裕之）
＜陣内孝則＞
（陣内孝則:V/花田裕之:V,G/藤井一彦:G/井上富雄:B/田中元尚:D)
07.I'VE GOT MY MOJO WORKING（VO=陣内孝則）
08.可愛いアノ娘（VO=陣内孝則）
＜浅井健一＞
（浅井健一:V,G/花田裕之:G/ウエノコウジ:B/椎野恭一:D)
09.海水浴（VO=浅井健一）
10.チェリオメアリー（VO=浅井健一）
11.サリンジャー（VO=浅井健一）
＜山口洋＞
（花田裕之:V,G/山口洋:V,G/井上富雄:B/池畑潤二:D)
12.OLD GUITAR（VO=花田裕之/山口洋）
＜石橋凌＞
（石橋凌:V/花田裕之:V,G/山口洋:V,G/井上富雄:B/池畑潤二:D/KYON:K)
13.AFTER '45（VO=石橋凌）
14.ROUTE 66（VO=石橋凌/花田裕之）
（第２部）
＜band HANADA＞
（花田裕之:V,G/大西ツル:G/井上富雄:B/椎野恭一:D)
15.月が見ていた（VO=花田裕之）
16.シルクの夜（VO=花田裕之）
17.rollin' on（VO=花田裕之）
＜仲野茂＞
（仲野茂:V/花田裕之:V,G/大西ツル:G/井上富雄:B/池畑潤二:D)
18.FOOL FOR YOU（VO=仲野茂/花田裕之）
19.恋をしようよ（VO=仲野茂）
＜加藤ひさし＞
（加藤ひさし:V/花田裕之:G/大西ツル:G/井上富雄:B/池畑潤二:D)
20.GIRL FRIEND（VO=加藤ひさし）
21.HEATWAVE（VO=加藤ひさし）
＜苣木寛之（DUDE TONE）＞
（苣木寛之:V,G/花田裕之:V,G/井上富雄:B/椎野恭一:D)
22.BACK ROOM（VO=苣木寛之/花田裕之）
23.WISH YOU WERE HERE（VO=苣木寛之/花田裕之）
＜三宅伸治＞
（三宅伸治:V,G/花田裕之:V,G/井上富雄:B/椎野恭一:D)
24.JUMPIN' JACK FLASH（VO=三宅伸治/花田裕之）
25.ROLL OVER BEETHOVEN（VO=三宅伸治）
＜UA＞
（UA:V/花田裕之:G/井上富雄:B/池畑潤二:D/朝本浩文:K/金原千恵子:VIOLIN)
26.雲がちぎれる時（VO=UA）
27.BECAUSE THE NIGHT（VO=UA）
28.どうしようもない恋の唄（VO=UA）
＜布袋寅泰＞
（布袋寅泰:V,G/花田裕之:V,G/井上富雄:B/池畑潤二:D)
29.BORN TO BE WILD（VO=布袋寅泰）
30.SADNESS CITY（VO=花田裕之）
31.HEAVENLY!（VO=花田裕之）
（アンコール）
＜セッション＞
（花田裕之:V,G/石橋凌,柴山俊之,仲野茂,加藤ひさし,UA:V/藤井一彦,山口洋,
布袋寅泰,浅井健一,三宅伸治:G/井上富雄:B/池畑潤二,椎野恭一:D/KYON:K)
32.DO THE BOOGIE