脂肪肝は、なぜ治療必要か 再掲載 | Drあおあか 医療現場のはじっこから

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医療現場での常識や患者さんが知っておいた方がいい情報を届けます。医療機関は、皆さん全員は利用することと思います。私のブログから情報を得て、上手な医療機関の利用をしていただくことを願っています。

最近 健診などで アルコール飲んでなくて、肝炎ウイルス陰性

だけど 肝酵素 AST ALTの上昇のある患者さん

が、相当数 要検査となって受診します。

エコーをやると 脂肪肝ばりばり

 

このような患者さん ひと昔前までは、運動してダイエット

したらいんじゃない?みたいな軽い感じで伝えていました。

 

でも最近の研究では 脂肪肝は、人によっては

シャレにならないらしい。

 

脂肪肝で肝酵素が上昇する方は、炎症を伴っている

つまり 脂肪があることで 肝臓内で戦いが起きている

と言われています。

炎症が起きると 炎症性サイトカインが出されます。

肝臓から 体全体に戦闘モードになるように

指令が出されるのです。

常に戦闘モードであれば 体は疲労します。

疲労すれば 発がんや動脈硬化の危険も増すのです。

 

つまり 脂肪肝は人によって 体全体の発がん

動脈硬化を生じさせてしまう可能性があるのです。

 

また最近はNASHといって脂肪肝がその後

重篤な肝硬変や肝がん発症へと結びつく

病気の人も増えています。

 

脂肪肝は舐めてはいけません。 

 

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