こんにちは。今日は、ウナギの食べごろについて書きたいと思います。
エジソンの記事でも書いたように、僕たちの生活の中には、いろいろな“虚像”ともいうべき事実が隠されていたりします。
そんなお話をもうひとつ。
真夏の暑い日に、スタミナをつけるという目的で、ウナギを食べますよね。
ウナギの食文化が花開いたのは、1804年~1829年にかけて、通称、“文化・文政時代”とよばれた時代です。この時の将軍は、11代の徳川家斉(いえなり)でした。
細かい話をすると、文化・文政時代というのは、
文化年間=1804~1817年
文政年間=1818~1829年
に分けることができます。
この時代の特徴としては、材質の悪い貨幣がつくられた挙句に、大量に流通したため、いわゆる“バブル”のようなものを迎えていたため、テレビドラマなどでも有名な“大奥”や、将軍の生活は、かなり贅沢なものでした。
今でこそ、江戸前=寿司というイメージがありますが、この当時は、江戸前=ウナギだったといいます。
第2次世界大戦(WWⅡ)以降の養殖の産地に関しても、静岡の浜名湖ではなく、東京の浅草や深川あたりで盛んでした。
皆さんは、ウナギも冬眠するのは知ってますか?
大体、11月~3月にかけて冬眠するため、動き出す3~4月はまだまだやせ細っていて、
冬眠前の10~11月にかけて栄養を蓄えながら太りだすんです。
だから、本当の食べごろというのは10~11月あたりなんですね。
じゃぁいったい、土用の丑の日っていったいなんなの?
っていう疑問がわいてくると思います。
僕は小さいころ、“土曜の牛の日”とずっと信じてやまなかった時期がありますが・・・(笑)
一般に、土用というのは、春・夏・秋・冬の移り変わりの約18日間のことを指すといわれています。
夏~秋の間にかけて、だいたい7月20日~8月6日あたりでしょうか。
丑の日というのは、十二曜日の一つ。
目の前に迫っている2013年には、土用の丑の日がなんと、7月22日・8月3日と、2日間もあったりします。
そんな話はさておき。
そもそも、ウナギみたいに油ギッシュでギドギドしたものを胃腸に流し込んで、
本当にカラダにいいと思いますか?
そんなウナギを影で操ったのが、当時の発明家、平賀源内さんです。
ウナギ屋さんから、夏にウナギの売り上げが落ちることについての相談を受け、
“土用の丑の日”=ウナギ
という幻想を打ち立てたのでした。
少食のエジソンが、「1日3食は絶対に必要です。2食だと不健康になる。」と、業者と手を組んで、トースターを世に広めたズル賢さに共通するものがありますよね。
現代でも、肉や乳製品、砂糖、その他たくさん、業者・政治家などがスクラムを組んで洗脳している食べ物が多く見受けられます。
ホント、発明家・政治家と呼ばれる人には、ロクな人がいないですね(笑)
お読みいただき、ありがとうございました。