不足しているのは感じる力
男性性優位でがんばってきた女性は
人生に力みがあります。
その力みが時には成果をもたらし
承認欲求が満たされ、
自己価値が高まったかのような
感覚になるのですが、
心は満たされていないのが真実。
思考ばかりが働いて
感覚を無視するあまりに
心で何を感じているのかさえ
わからなくなってしまいます。
女性だけでなく、男性も同じで
感じる力が乏しくなってしまうのは
世間の価値観に合わせているから。
努力、気合、根性だけで
乗り切ってきた人にとっては
力んでいるのが正常だと
勘違いしてしまっています。
だけど、本当はそうではないから
行き詰ったりする。
感じる力が不足しているからといって
自分を責める必要は決してありません。
それは今までの自分を高めてきた
大切な力でもあり、功績でもあります。
身体の心もゆるめる最善のアプローチ
力みをゆるめるために
必要なのは癒しです。
そして、最善な癒しは
身体に触れること。
健康や美容に興味関心ある人でも
見落としやすいのは
”触れる”ことです。
身体は動くこと、休むこと、触れること、
この3つが必要なんです。
ただ自分の身体の摩るだけでも
充分に効果はありますし、
意識してマッサージしてみると
より効果が現れてきます。
自分の手で自分の身体に触れる。
最高の癒しです。
自分の手が一番のゴッドハンド。
そう思って身体に触れてあげてください。
身体も心も癒され
力みから解放されます。
もちろん、
プロの手を借りるのもアリですが、
自分の手で触れてあげる習慣があると
身体から自分のことがわかるように
なってきます。
無理はしてはいけないと感じる、
今は調子がいいから大丈夫、など
身体を通して自分と対話できるような
感覚が養われてきます。
他人の手によって
気持ちよさはあっても
身体と対話することはできないので
その瞬間癒されるだけでいい場合は
それでもいいと思います。
どちらも選択肢として持っておくと
賢いかもしれません。
大事なのは触れること。
感覚優先の選択へ
感度が上がってくると
自分にはウソをつけなくなってきます。
仕事、人間関係、好きな事や嫌いなこと、
いろんな領域において
考え方や見え方が変化してきます。
それまで信じてきたもの、
大切にしてきたものが
そうでもなくなってきたり、
ガツガツ行動していたのが
ゆっくりでもいいと思えるようになったり、
そしてその変化した自分を
受け入れられるようになるのです。
人生を変えるために
土台となる身体からのアプローチは
必須だと思っています。
物理的な面や、精神性との関わり、
本当に奥深いのが
わたしたちの身体です。
力みから解放されて
軽やかにしなやかに生きたいですね。
